[本・仮設兼用合成壁]
J-WALL®Ⅱ工法
特 長
J-WALL®Ⅱ(ジェイウォールツー)工法は、合成構造用鋼矢板(ビートルパイル®)を仮設土留め壁として利用し、地盤掘削後に後打ちコンクリートと一体化させることにより、本設の合成壁を構築する技術です。
J-WALL®Ⅱ工法は、JFEスチール株式会社、株式会社大林組およびジェコス株式会社の3社の共同研究により開発された工法です。
一般財団法人 国土技術研究センターの建設技術審査証明事業(一般土木工法)の審査証明(技審証第40号)を取得しています。

国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)に登録されました。

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敷地有効利用
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- 1.
- 本・仮設兼用により、必要施工幅および
壁幅を縮小
- 2.
- 限られた敷地内で最大限の広さの構造物を築造可能
- 3.
- 躯体の内空寸法が決められている構造物では、用地幅の縮小も実現
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工期短縮
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- 1.
- 本・仮設兼用により地下壁構築の施工数量を削減、地下壁構築費を10%~15%程度低減
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高剛性、高耐力
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- 1.
- 鋼・コンクリート合成構造により、従来工法よりも薄い壁厚で高剛性・高耐力の合成地下壁を構築可能
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止水性
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- 1.
- ビートルパイル® を背面一面に配置しているため、コンクリート部にひび割れが生じた場合でも従来工法と比較して高い止水性を発揮
- 2.
- ビートルパイル® は通常のハット形鋼矢板と同様の継手を有しているため、継手部を止水処理することで、高い止水性を発揮
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近接・狭隘地施工に対応
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- 1.
- 通常の鋼矢板と同様に、圧入機で施工可能
- 2.
- 圧入工法を用いる場合には、バイブロハンマ工法での施工に比べ、近接・狭隘地施工が可能

構造

施工フロー
施工手順のショートムービーです。

適用例
アンダーパス、立体交差部
現場の施工ヤードの確保が困難な場所でも、省スペース施工を実現
掘割道路
本・仮設兼用合成壁で工期短縮し、交通規制等に要する時間を低減
地下通路
都市部などで既存構造物や埋設物が近接している場所に地下通路を構築する場合、壁厚を薄くできる
J-WALL®Ⅱ工法で通路幅を確保
免震レトロフィット
建築物の耐震化工事において建物と敷地境界の間に十分なスペースがない場合でも、高剛性の山留め壁を
構築可能
