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JFEスチールが目指す、
豊かな海づくり

鉄鋼スラグ製品は、海藻やサンゴの着生基盤、漁礁、干潟造成資材などのほか、水質や底質の改善にも活躍しています。さらに、生育した海藻などによって固定される二酸化炭素(ブルーカーボン)は、新たなCO2吸収源として近年期待されています。
このように、鉄鋼スラグ製品は、海域環境の再生と地球温暖化の抑制に貢献する環境資材として注目されています。

豊かな海づくり
ブルーカーボンに貢献する
鉄鋼スラグ製品

ツナグ Project Story 04 海洋生態系を守る、
鉄鋼スラグ製品による海づくり

鉄鋼スラグ製品は豊かな海づくりに貢献する環境資材として活躍しています。
JFEスチールでは、地方自治体、学術機関、地元漁業者などと連携して、鉄鋼スラグ製品を活用した海域環境の改善を進めています。さらに、造成した藻場の炭素吸収量を測定するなど、近年注目されているブルーカーボンにも積極的に取り組んでいます。

鉄鋼スラグ製品を 活用した藻場造成事業が 「Jブルークレジット®」 認証を取得

漁業協同組合、学術機関、および民間企業が3者で
連携して取り組んだプロジェクトとして初の「Jブルークレジット®」認証例

JFEスチールでは、神代漁業協同組合(山口県岩国市)、宇部工業高等専門学校(山口県宇部市)と連携し、2012年度から「岩国市神東地先におけるリサイクル資材を活用した藻場・生態系の創出プロジェクト」を推進しています。粒度調整した鉄鋼スラグである「マリンストーン®」などの鉄鋼スラグ製品を用いた豊かな生物多様性を持つ海藻藻場の造成、および藻場造成によるCO2吸収量の算定に取り組んできました。この度、算定したCO2吸収量79.6トン(2018〜2022年の累計吸収・固定化量)が、「ジャパンブルーエコノミー技術研究組合」が認証・発行する「Jブルークレジット®」認証を受けました。漁業協同組合、学術機関、および民間企業が3者で連携して取り組んだプロジェクトとしては初の認証例です。プロジェクトで創出された藻場には多様な魚類集まるなどのコベネフィット(一つの活動がさまざまな利益につながること)が得られました。この海域は教育・研究の場としても活用されています。

山口県岩国市の海域で鉄鋼スラグ製品を活用した藻場造成事業が「Jブルークレジット®」認証を取得

プロジェクトの様子

山口県岩国市神東

創出材料として用いた鉄鋼スラグ製品

海藻藻場の様子

海草藻場の様子

プロジェクトのまとめ

  1. JFEスチールはブルーカーボンに着目し、鉄鋼スラグ製品による藻場創出と炭素吸収量の算定に取り組んでいます。

  2. 本プロジェクトでは、漁業協同組合、学術機関、および民間企業が3者で連携して、鉄鋼スラグ製品を用いた海藻藻場を創出とそれによるCO2の吸収量を算定し、そのCO2吸収量が「Jブルークレジット®」の認証を受けました。

横浜市との連携 「公民連携による 豊かな海づくり」

「令和3年度 土木学会環境賞(Ⅱグループ)」、
「第5回エコプロアワード 国土交通大臣賞」受賞
公民連携による『豊かな海づくり』共同研究プロジェクト

共同研究の実験区域(横浜市提供)

神奈川県横浜市にある山下公園の前に広がる海は海底付近はヘドロ(有機物を多く含む泥)が堆積しており、夏場には著しい水質の悪化がみられます。そのため、生物の産卵場や育成の場としての機能が失われた状態となっています。JFEスチールは、横浜市との共同研究により、炭酸ガスを製鋼スラグに吸収させた「マリンブロック®」などの鉄鋼スラグ製品を用いて磯場(生物付着基盤)を造成することで、生物生息環境を改善し、海域が本来持っている生物による水質浄化能力の回復を図りました。実験開始直後からヒトデやナマコなどの生き物が確認され、その後も生き物の増加が確認されました。
また、濾過食性生物(二枚貝やホヤなど)が1日当たり8,400kL(25mプール換算で17杯分)の海水を濾過していると推計し、さらにこれによるCOD除去や下水処理場と比較した浄化のためのCO2削減の環境負荷低減効果を試算しました。

平成25年10月撮影(開始前)

平成27年2月撮影


これらの成果は地域住民などへの環境教育に多数活用され、啓発に貢献しました。この海の環境改善に向けた公民連携の取り組みが評価され、公益社団法人 土木学会主催の「令和3年度 土木学会環境賞(Ⅱグループ)」と一般社団法人 サステナブル経営推進機構主催の「第5回エコプロアワード 国土交通大臣賞」を連名で受賞しました。

令和3年度 土木学会環境賞(Ⅱグループ)

第5回エコプロアワード「国土交通大臣賞」

プロジェクトのまとめ

  1. JFEスチールと横浜市は、山下公園前海域において鉄鋼スラグ製品を使用した浅場を造成し、海の生き物がすみやすい環境づくりの共同研究を行い、水をきれいにする生き物が棲みつき、多くの魚が集まるなどの成果が得られました。成果は地域住民などへの環境教育に多数活用され、啓発に貢献しました。

  2. この海の環境改善に向けた公民連携の取り組みが評価され、「令和3年度 土木学会環境賞(Ⅱグループ)」と「第5回エコプロアワード 国土交通大臣賞」を連名で受賞しました。

ベンチャー企業との協業

水槽内に設置したマリンブロック®と順調に成長しているサンゴ

ベンチャー企業との協業による
鉄鋼スラグ製品の生物多様性検証の推進

JFEスチールは、本社受付の展示エリアにサンゴを着生させた鉄鋼スラグ製品(マリンブロック®)を入れた水槽の常設展示を行っています。来社されるお客様に、サンゴや熱帯魚を観賞いただきながら、鉄鋼スラグ製品を活用した生態系保全の取り組みを知っていただくことや、合わせて水槽内で各種実験を実施することを目的に企画したものです。本取り組みは、(株)イノカの技術協力を得て実施、新聞やテレビなどのメディアに「環境分野の協業事例」として多数紹介されました。

アクアリストのノウハウとIoT・AIの技術を組み合わせ、サンゴ・微生物・魚などの生体管理・生育を行うシステム開発を手掛けるベンチャー企業

プロジェクトのまとめ

  1. JFEスチールは、本社受付の展示エリアにサンゴを着生させた鉄鋼スラグ製品(マリンブロック®)を入れた水槽の常設展示を行っています。

  2. この展示は、来社されるお客様にサンゴや熱帯魚を観賞しながら、鉄鋼スラグ製品を活用した生態系保全の取り組みを理解してもらうことを目的としています。さらに、水槽内で各種実験も実施しています。

  3. この取り組みは、(株)イノカの技術協力を得て実施され、新聞やテレビなどのメディアに「環境分野の協業事例」として多数紹介されました。

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