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道路や港湾、建物などの、
国内外のインフラ整備を支える
建設資材として活躍

鉄鋼スラグ製品は、道路から港湾、建物に至るまで、私たちの安全で快適な生活の基盤となるインフラの整備を支える建設資材として位置づけられています。高炉水砕スラグはセメント用原料として、国内だけではなく、海外においても活用されており、諸外国での需要増加に応え、近年の輸出量は日本全体で1000万tに達しています。

鉄鋼スラグ製品による 軟弱な浚渫土の 有効活用

軟弱な浚渫土を鉄鋼スラグ製品により
改質し、 様々な用途に有効活用

港湾整備において、船舶大型化や増深工事により年間約1000万m3の浚渫土が発生しています。この浚渫土は、これまでは主に埋立処分されていましたが、、埋立処分場には限りがあるとともに、新たな埋立処分の建設による環境影響の懸念から、浚渫土の新しい有効活用方法が求められています。カルシア改質土は、鉄鋼スラグ製品であるカルシア改質材を混合することで浚渫土を改質する技術で、軟弱な浚渫土を埋立材や浅場造成材などとしての活用が可能となり、浚渫土の持続可能な活用の道を開いています。

プロジェクトのまとめ

  1. 港湾整備では年間約1000万m3の浚渫土が発生。この軟弱な浚渫土を、鉄鋼スラグ製品を混合して改質することで、埋立材や浅場造成材などに有効活用することが可能となりました。

カルシア改質土を活用した 新たな工法の開発

「カルシア改質土のバッチ式原位置混合工法」の開発成功
海底地盤の表層改良技術を進化させる

JFEスチール、日本製鉄、五洋建設、東亜建設工業、日本海工の5社は、軟弱な海底地盤の表層改良を可能とする「カルシア改質土のバッチ式原位置混合工法」の共同開発を進めました。この工法は、専用船に取り付けた密閉式バケットを用いて、粘土とカルシア改質材を混合し、海底地盤の表層3m程度をカルシア改質土に改良します。本工法の開発により、浅場・干潟の造成、航路内への土砂流入防止堤の築造、岸壁・防波堤周辺の洗掘防止対策などへのカルシア改質土の用途拡大が期待されます。2022年7月~8月に実施した実海域での施工試験データを基に、一般財団法人沿岸技術研究センターの厳正な審査を受け、評価証を取得しました。

工法の概要
サンドコンパクションパイル工法の専用船に取り付けた密閉式バケットを用いて、バケット内で粘土と改質材を混合し、その場(原位置)において海底地盤の表層3m程度をカルシア改質土に改良する工法

工法の特徴
①施工工程の簡略化が可能 ②施工時の濁り発生を抑制 ③カルシア改質土の品質向上に貢献 ④大水深の施工が可能

環境にやさしい鉄鋼スラグ活用材料
「カルシア改質土」の新工法の技術評価証を取得
~「バッチ式原位置混合工法」により用途を拡大~

プロジェクトのまとめ

  1. 軟弱な海底地盤の表層改良を可能とする「カルシア改質土のバッチ式原位置混合工法」の開発

  2. 本工法の開発により、浅場・干潟の造成に必要な土留め潜堤の築造、航路内への土砂流入防止堤の築造、岸壁・防波堤周辺の洗掘防止対策などへのカルシア改質土の用途拡大が考えられます。

  3. 一般財団法人 沿岸技術研究センターの「港湾関連民間技術の確認審査・評価事業」による厳正な審査の結果、評価証を取得しました。

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