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  • 道路用路盤材

POINT 特徴

  1. 01 「JIS A 5015 道路用鉄鋼スラグ」相当製品

    「JIS A 5015 道路用鉄鋼スラグ」に相当する路盤材です。厳密な品質管理のもとで製造され、成分や粒度の均質性にすぐれています。

  2. 02 天然資源保全に貢献

    天然砕石の代替材として天然資源保全に貢献します。

  3. 03 優れた施工性

    締固め性状が良好で、施工直後の交通解放が可能です。水分変化の影響を受けにくく、多少の降雨でも施工できます。

  4. 04 路盤厚の低減

    水硬性があるHMS-25の等値換算係数は0.55を採用可能で、天然砕石の場合に比べ路盤厚を低減できます。

DETEAL 詳細

種類と用途

種類 呼び名 用途(参考)
水硬性粒度調整
鉄鋼スラグ
HMS-25 上層路盤材
粒度調整
鉄鋼スラグ
MS-25 上層路盤材
クラッシャラン
鉄鋼スラグ
CS-40/CS-30 下層路盤材

JIS A 5015:2018 道路用鉄鋼スラグ

上記以外に鉄鋼スラグにコンクリート再生材等のリサイクル材を混合した、再生路盤材(RC)があります。

品質

項目 呼び名 備考
HMS-25 MS-25 CS-40 CS-30
呈色判定
※1
呈色なし 高炉徐冷スラグを用いた路盤材に適用
水浸膨張比 %
※2
1.0以下 製鋼スラグを用いた路盤材に適用
単位容積質量 kg/L 1.50以上
一軸圧縮強さ MPa 1.2以上
修正CBR % 80以上※3 80以上※3 30以上※3 30以上※3

JIS A 5015:2018 道路用鉄鋼スラグ

※1 高炉徐冷スラグを用いた鉄鋼スラグ路盤材からの黄色水発生の有無の判定
※2 製鋼スラグを用いた鉄鋼スラグ路盤材の膨張性を評価する指標
※3 一般財団法人 土木研究センター「鉄鋼スラグ路盤設計施工指針」(2015年)

粒度

呼び名 粒度
範囲
(mm)
ふるいを通るものの質量分率(%)
JIS Z 8801-1に規定する金属製網ふるいの公称目開き
53
mm
37.5
mm
31.5
mm
26.5
mm
19
mm
13.2
mm
4.75
mm
2.36
mm
425
μm
75
μm
HMS-25 25~0 100 95~100 60~80 35~60 25~45 10~25 3~10
MS-25 25~0 100 95~100 55~85 30~65 20~50 10~30 2~10
CS-40 40~0 100 95~100 50~80 15~40 5~25
CS-30 30~0 100 95~100 55~85 15~45 5~30

JIS A 5015:2018 道路用鉄鋼スラグ

環境安全品質基準
(JIS A 5015:2018 道路用鉄鋼スラグ)

項目 溶出量※1
(mg/L)
含有量※2
(mg/kg)
カドミウム 0.003 以下 45 以下
0.01 以下 150 以下
六価クロム 0.05 以下 250 以下
ひ素 0.01 以下 150 以下
水銀 0.0005 以下 15 以下
セレン 0.01 以下 150 以下
ふっ素 0.8 以下 4,000 以下
ほう素 1 以下 4,000 以下

※1 土壌の汚染に係る環境基準
※2 土壌汚染対策法に基づく指定区域の指定に係る基準

試設計例

エージング

高炉スラグのエージング

高炉スラグは、少量含有する硫黄からの黄色水発生を防止するため、ヤード積み付け等のエージングを実施しています。

製鋼スラグの蒸気エージング

製鋼スラグには、転炉に投入した石炭が未融解で残留、または冷却時に析出したCaOが存在しています。このフリーCaOが水と接触するとCa(OH)2になり膨張します。

膨張抑止対策として、蒸気エージング設備で、あらかじめフリーCaOをCa(OH)2まで水和させています。蒸気エージング後、水浸膨張試験で膨張しないこと(水浸膨張比0.5%以下)を確認して路盤材製品としています。

鉄鋼スラグ路盤材の長期固結特性

Technology 関連技術基準

  • JIS A 5015:2018 道路用鉄鋼スラグ
  • 一般財団法人 土木研究センター 
    鉄鋼スラグ路盤設計施工指針(2015年)

Achievement 実績一覧

道路用路盤材の採用実績

  工事名称 施主名 使用量 用途(種類) 施工時期
1 上郷地区改良舗装工事 国土交通省
東北地方整備局
8,170m3 RC-40 2018年
2 唐桑南地区舗装工事 国土交通省
東北地方整備局
6,280m3 RC-40 2018年
3 神戸港六甲アイランド地区
荷さばき地耐震改良工事
国土交通省
近畿地方整備局 
1,600m3 HMS-25 2018年
4 国道307号道路改良工事 和歌山県 2,400m3 CS-40 2018年
5 国際拠点港湾 広島港出島地区 
コンテナヤード改良工事
広島県 1,100m3 HMS-25 2018年
6 K発電設備建設工事 民間(北海道) 15,790m3 RC-40 2018年
7 R倉庫建設工事 民間(新潟県) 21,290m3 MS-25 2018年
8 R工場新築工事 民間(兵庫県) 6,150m3 MS/CS/RC 2018年
9 夏井北地区舗装工事 国土交通省
東北地方整備局
7,450m3 RC-40 2019年
10 桂根・羽川・下浜地区
道路舗装工事
国土交通省
東北地方整備局
15,650m3 RC-40 2019年
11 西脇北バイパス
津万井トンネル舗装工事
国土交通省
近畿地方整備局
4,200m3 HMS/CS 2019年
12 福井埠頭(株)8号用地
ヤード舗装工事
独立行政法人鉄道建設
運輸施設整備支援機構
4,680m3 CS-40 2019年
13 N工業団地工事 民間(千葉県) 24,800m3 RC-40 2019年
14 T造船ドック埋立区舗装工事 民間(広島県) 5,500m3 CS-40 2019年
15 M病院移転新築工事 民間(宮崎県) 5,500m3 MS-25 2019年

この製品が目指すSDGs

  • 9 産業と技術革新の
    基盤をつくろう
  • 12 つくる責任
    つかう責任
  • 13 気候変動に
    具体的な対策を

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