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  • 浚渫土+カルシア改質材=カルシア改質土

    ※カルシア改質材:転炉系製鋼スラグを原料として成分管理と粒度調整した材料

    カルシア改質土

POINT 特徴

  1. 01 軟弱な浚渫土の強度改善

    カルシア改質材の混合による「即時的な吸水」と「経時的な水和反応」で、浚渫土の軟弱な強度が改善。浚渫土をさまざまな用途に有効活用できます。

  2. 02 水中投入時の濁り発生の抑制

    軟弱な浚渫土も、吸水作用の高いカルシア改質材を混合することで混合直後から強度(粘性)が増大。混合直後の水中投入時でも、カルシア改質土は浚渫土単体に比べ濁りの発生が抑制できます。

  3. 03 豊かな海づくり、ブルーカーボンに貢献

    カルシア改質土は、浅場・干潟の基盤材や深掘窪地埋戻し材としても活用可能で、豊かな海づくりやブルーカーボンに貢献します。

DETEAL 詳細

カルシア改質土の強度発現

浚渫土のシリカ分・アルミナ分とカルシア改質材からのf-CaOが水 和固化して、カルシウムシリケート系水和物(C-S-H)やカルシ ウムアルミネート系水和物(AFm)が形成されて固化します

カルシア改質土と浚渫土の水中投入時の濁りの比較

カルシア改質土の用途

用途 効果
埋立材 ・強度発現が早く、圧密沈下も小さいため、埋立工期の短縮が可能です。
・早期に強度を必要とする裏埋部や非 液状化を要求する箇所に適用すると効果的です。
・重金属の溶出のない安全な地盤が形 成できます。
航路埋没対策材 ・航路の浚渫で発生した土砂処分場への搬送が不要となり、潜堤材に活用することにより、航路への土砂の流 入を防止することも可能です。
・潜堤の表面に石や砂を載せ、生物との共生の場を設けることもできます。
腹付け材 ・裏埋部の液状化が抑制されます。
・カルシア改質土は難透水性のため、裏埋土の吸出しが生じません。
・裏込石均しや防砂シートが不要になり、安価な施工が可能です。
中仕切り堤材 ・埋立の中仕切り堤材にカルシア改質土を使用することで、浚渫土を有効活用することができます。
浅場・干潟基盤材
深掘窪地埋戻し材
・法面の形成が可能です。
・中詰め材や深掘窪地埋戻し材にカルシア改質土を使用することで、浚渫土を有効活用することができます。
・天然砂や天然石は表層部のみに使用することで、天然資源の保護に寄与できます(天然資源を保護)。

施工方法

Technology 関連技術基準

  • 一般財団法人 沿岸技術研究センター 
    港湾空港におけるカルシア改質土利用技術マニュアル(2017年)
  • 一般社団法人 漁港漁場新技術研究会 
    水産公共関連民間技術確認審査・評価報告書 第16-A-002-01号(2022年)
  • カルシア改質土研究会 
    カルシア改質土工法積算マニュアル(第2版ver.2.1)(2021年)

Achievement 実績一覧

カルシア改質土の採用実績

工事名 施主名 使用量※1 用途 施工時期
1 川崎東扇島ETV実証 JFEスチール(株)
JFEミネラル(株)
14m3 浅場造成材 2009年
2 味野湾環境改善試験工事 国土交通省 5,000m3 窪地埋戻し材 2010年
3 水島港玉島ハーバーアイランド
沖土砂処分場試験工事
国土交通省 3,100m3 浅場造成材 2011年
4 新本牧ふ頭建設工事(その13) 横浜市 87,240m3※2 中仕切堤築堤材 2021年
5 新本牧ふ頭建設工事(その14) 横浜市 73,098m3※2 中仕切堤築堤材 2021年
6 福山港箕沖地区
航路・泊地(-10m)浚渫等工事
国土交通省 8,361m3 裏埋材 2021年
7 徳山下松港
土砂処分場付帯施設工事
国土交通省 12,499m3 浅場盛土材 2021年

※1:カルシア改質土の施工数量
※2:カルシア改質材は当社を含めた2社のカルシア改質材を使用

この製品が目指すSDGs

  • 8 働きがいも
    経済成長も
  • 9 産業と技術革新の
    基盤をつくろう
  • 12 つくる責任
    つかう責任
  • 13 気候変動に
    具体的な対策を
  • 14 海の豊かさを
    守ろう
  • 15 陸の豊かさも
    守ろう

CATALOG & JFE TECHNICAL REPORT カタログ&JFE技報

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