INTERVIEW

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事務系
営業
吉岡 沙織
SAORI YOSHIOKA

2015年入社
法学部 法律学科卒業

CAREER STEP

1年目 知多製造所 企画部 生産管理室
シームレス鋼管の油井管ラインの月次画作成を担当。油井管の管端付属品であるカップリングの製造進捗管理や在庫管理にも携わる。
5年目 本社 鋼管センター 鋼管営業部鋼管室
最初の2年間は主にグループ会社であるJFEエンジニアリングやガス会社を担当。その後、関東・甲信地区の店売のお客様や、石油・天然ガス・地熱発電に使用される油井管のお客様を担当するように。

JFEスチールに入社した
動機を教えてください。

学生時代の経験で「縁の下の力持ち」のような役どころが向いているのだと気付いたことから、就職活動ではエネルギー系やインフラ系など基幹産業をターゲットにしました。いずれも社会の根幹を下支えする「縁の下の力持ち」だと思ったからです。そんななか、ある合同説明会に参加して接点を持ったのがJFEスチールでした。鋼材を通じて幅広い産業にコミットしていることを知り、興味を抱きました。世間を知らない学生の狭い了見でエネルギー系やインフラ系に進んでしまっていいのかと疑問を感じる一方、さまざまな業界と関わっている鉄鋼業界に行けば、自身の興味の対象が変わった場合でも多様な選択肢があるのではと思い至ったのです。
また、選考過程で会話した社員の方は、みなさんフランクだったので、選考に参加した企業のなかではもっとも自然体で臨めました。さらに、工場見学時には、離れていても熱を感じるような真っ赤な鉄に心を打たれました。この会社なら、必ず自分の道を見つけられるはず。そして、自然体で働けるはず。こんな風に感じたので、内定の連絡をいただいたときには迷わず入社を決意しました。

現在の仕事内容と
やりがいは?

所属している鋼管室では、「店売」「紐付」と呼ばれる2種類の形態があり、店売では問屋・管材商・特約店に対して鋼管を販売しています。紐付ではガス会社、エンジニアリング会社、継手メーカーなどの2次加工会社に対して鋼管を販売しており、その他では石油や天然ガス、地熱発電に使用する油井管なども扱っています。
このなかで、私自身は関東地区・甲信地区の特約店や2次加工会社、油井管のお客様を担当しています。入社後4年間は、知多製造所でシームレス鋼管の工程管理をしていましたので、今の職務でシームレス鋼管の案件を受注すると、知多製造所に貢献できている気がして、すごくやりがいを感じますね。
実務では、やりとりしている相手の話にしっかり耳を傾けたうえで、背景や事情を丁寧に説明することを心がけています。「あなたが担当で良かった」などと言っていただけると、心がけが正しかったのだと思えてモチベーションも高まります。また、先輩方が長年粘り強くコンタクトを取り続けてきたお客様がいるのですが、私が担当を引き継いでからも、社内のエンジニアに同行してもらい自社製品のアピールを続けていました。この努力が結実して、JFEスチール製の鋼管の採用が決まったときは本当にうれしかったです。

職務の難しさと
それを乗り越える
ポイントは?

日々接しているお客様とは、商談だけでなく様々な会話をしており、JFEスチールのおかれている状況を聞かれることが多々あります。具体的には、工場の操業状況、自動車や建設等の他産業の動向をどのように捉えているか、CO2を多く排出する鉄鋼メーカーとしてカーボンニュートラルに対してどういう動きをするか、などです。自社のことにも関わらず、異動当初の私はまったくといっていいほど受け答えできませんでした。そこで、上司と一緒にお客様を訪問する際に上司が話している内容をよく聞き、話題にのぼるポイントを勉強しました。すると、社内で提供される情報の何を押さえればいいのかが少しずつ分かるように。こちらから提供できる情報が増えると、次第にお客様から信頼を寄せていただけるようになってきたと実感できるので、今後も努力を続けたいですね。
また、営業活動にはお客様との価格交渉がつきものですが、自社の都合ばかり主張していては話はまとまりません。お客様の要望にしっかりと耳を傾けて真意を理解したうえで、JFEスチール側の事情をご説明し、折衷案をご提示することが大切です。今のところ、上司にサポートしていただくケースが多いのですが、そろそろ単独で折衝に臨み、商談をまとめ上げられるようにならなくては、と思っています。

今後の目標、
将来の夢を
教えてください。

営業として地力を高め、上司や先輩の助けを借りずに職務をこなせるようになることが当面の目標ですが、その先ではエネルギー産業向けの鋼材の輸出業務に携わってみたいと思っています。エネルギー系は就職活動当初に注目していた業界なので、実際に関わって魅力のほどを確かめてみたいです。輸出業務を希望しているのは、海外の人とやりとりすることで未知の価値観や商習慣などに触れれば、自身の視野を広げられると思うからです。また、私は入社以来ずっと鋼管の仕事をしているので、将来的には鋼管以外の品種にも携わってみたいですね。さまざまな品種を扱うことが、学生時代にイメージしていた「職務を通じて社会の根幹を下支えする」ことにつながると思っています。
自身のキャリアビジョンを改めて見つめてみると、興味の対象がとても広いことに気づかされます。学生時代、幅広い業界と関わりのあるJFEスチールなら、必ず自身に合う職務を見つけられるはずだと思って入社を決意しましたが、この視点は間違っていなかったのだと思います。チャンスがあればどんなことにも挑戦して、自身の幅を広げていきたいですね。

オフの過ごし方

子どものころからFC東京のサポーターなので、毎週のようにスタジアムに通っています。北海道から九州まで、時間とお金が許す限り応援に行っています。ちなみに、JFEスチールはFC東京のスポンサーなので、不思議な縁を感じています。また、社会人になってから始めたゴルフにも熱を入れていて、週末には、同僚や学生時代の友人とコースに出ています。

一日のスケジュール

09:00
出社
メールチェック、当日やるべきことの確認。
11:00
室内ミーティング
1週間のスケジュール・室共通の課題を確認。
12:00
昼食
社員食堂で室のメンバーと昼食。
13:00
お客様訪問
当社の操業状況やお客様の販売状況、案件情報のヒアリング。
16:00
帰社
新規引合について工場の工程や商品技術と会話。
お客様が要望する仕様にかかるコストや、製造リードタイムの確認を実施。
18:30
退社
家の近所でゴルフの練習。