グローバルビジネス
としての鉄

STEEL AS A GLOBAL BUSINESS

世界的に見て鉄鋼市場はまだまだ拡大を続けています。
中国、インド、東南アジア諸国の急速な発展に伴い、
インフラ、自動車、家電等の産業で使われる
鉄鋼の需要が伸長しているからです。
当社は、伸び行く需要を捕捉するべく、
グローバルなビジネスを展開してきています。

JFEスチールの
グローバル戦略

強みを生かした海外輸出の展開
当社では、自動車用の高級鋼板等、日本が得意とする分野での輸出販売を行い、海外顧客のニーズに応えてきました。
特に経済成長が著しい中国、タイ、インドネシア、メキシコに対しては、当社から原板を輸出販売して、現地で加工・販売すること(垂直分業)で、タイムリーかつきめ細かい顧客対応を行ってきました。その結果、当社の輸出比率は約42%(2020年度)です。

JFEスチールの海外拠点
JFEスチールでは、世界各地に18の海外事務所を有しています。海外事務所で輸出販売や海外顧客との関係構築を支援するほか、パートナーと提携して現地でビジネスを展開する事業会社があります。
今後、現地の鉄鋼メーカーとの競争に勝ち抜いていくためには現地での効率的な生産・物流体制によるきめの細かいサービス・サポートが不可欠なため、海外での現地生産を拡大しています。

海外事務所 21箇所海外事務所 21箇所

JFEスチールの海外事業の展開
当社では、成長地域の需要を取り込むため、海外現地での事業展開を行っています。インドでは戦略的アライアンスパートナーであるJSWスチール社と共に、自動車分野での提携を強化してきています。
また、成長が著しいASEAN諸国への鋼材安定供給基地と位置付け、2015年にベトナムFHS社に対して出資を行っています。タイ、インドネシアでの自動車用鋼板ラインの建設や、アラブ首長国連邦でのエネルギー産業向け鋼管を製造・販売する会社の設立も行っています。

「ソリューション型」ビジネスモデルの展開
海外戦略のもう一つの柱となるのが、「ソリューション型」ビジネスモデルです。
JFEスチールは長い歴史と実績を持つ企業であり、高度な製造技術・操業・研究ノウハウを有しています。こうした技術や知識を活用して、課題を抱える海外企業に対して提案型営業を行うことで、収益を得るビジネスを拡大していく方針です。