THE POSSIBILITIES OF
IRON THAT EACH PERSON THINKS
私の仕事は製鉄所のインフラ保全と設備投資を行うこと。製鉄所という一つの“まち”の発注者として、道路・護岸・橋といった構造物の維持管理計画の策定や、利害関係者の橋渡しを行い、鉄鋼製品をつくる現場を支えています。
もともとインフラの維持管理に関わる仕事に就きたいと考えており、偶然案内されたJFEスチールの工場見学会で、製鉄所にはさまざまな土木構造物があることが分かり興味が湧いたのと、工場の圧倒的なスケールに魅了されて入社を決めました。
これからも、この歴史ある製鉄所の保全を担う者として、技術的な見聞を広め効率的な維持管理に役立てていきたい。その後は、製品をお客様に届ける仕事、新商品に繋がる技術の研究開発にも挑戦してみたいです。
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2023年9月に京浜地区の高炉が休止し、一部製品の供給ができなくなることを受け、「京浜構造改革システム」推進のプロジェクトチームに在籍しています。その中で私は、改造対象となるシステム及び変更される業務範囲をフローとして整理する役割を担っています。
業務フロー整理のために関係者にヒアリングを行うのですが、そうすることで、対象業務やシステムの全体像と細部が把握できるようになり、これまで顕在化していなかった改善項目があることもわかってきました。こうした気づきをもとに、オペレータ、エンジニア双方がより仕事をしやすい環境を実現するべく、今後のシステム開発に活かして行きたいと考えています。
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総務部では、当社が所有する財産の管理、マスコミ・見学者への対外広報活動、地域行事への参加など、多岐にわたる業務を担っています。その中で私は主に、製鉄所の土地や建物、工業用水などの管理を担当しており、必要に応じて他社や地域行政の方々との折衝も行っています。
製鉄業は産業に広く関わるものであることに加え、当社では都市型製鉄所を有しており、長い歴史も持つことから、地元企業や行政との結びつきが強く、地域のオピニオンリーダーとして意見を求められる機会もあります。そんな背景を持つ当社だからこそ、会社の価値を向上させる職務にやりがいが持てますし、同時に、地域社会との連携・協調を図って社会貢献の一端を担うこともできる、そう考え、日々業務に取り組んでいます。
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商品技術部では主に、“製品の設計”と“品質管理”を行っています。中でも私が所属する電磁室は「電磁鋼板」専門の部署。電磁鋼板は鉄鋼材料の中でも製造にかかる時間が長く、製造条件も複雑です。安定した製品特性を得られるような条件を規定するのが、私の腕の見せ所ですね。
今後、世界では環境規制がさらに厳しくなり、より高効率のエネルギー活用方法が求められるようになります。その際、電磁鋼板はコア材として発電や送電の高効率化を担う役割があり、その重要度はますます高まっています。電磁鋼板を研究するおもしろさは、昔も今も変わることはないですが、いつか自分が開発した材料が世界各地で使われ、それが地球環境の改善につながれば、さらに言うことなしですね。
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タイの大学で日本語学科を卒業。同じ大学の先輩がJFEスチールで働いていて、国際的に活躍できると聞いていたことが志望理由です。
現在所属している技術ソリューション部では、当社で長年蓄積してきた技術を海外の鉄鋼メーカーに販売しています。商品は物理的なものではなく、技術者派遣・ノウハウ提供・教育など。私は営業としてお客様のニーズを汲み取り、同時に当社技術の優位性をアピールして契約に結びつけていく役割を担っています。
今後の目標は、営業代表として海外に駐在すること。自身の言語力を活かし、言葉と文化の壁を乗り越えて挑戦してみたいです。ゆくゆくは企業の成長・発展に貢献すべく経営層の立場で、海外事業を管轄する仕事にチャレンジしたいです。
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私が所属する外注室は製鉄所内の外注先(協力会社)との契約を担う部署です。その中で私は、契約の締結に関わる価格の交渉と、毎年数百億円の外注費予算の策定をメインで担当しています。
契約の交渉時、私自身のアイデアや思いを反映できるかが業務の醍醐味であり、「より効率的に作業を行うには?」「より安く発注するには?」「自動運転等の最新技術を使うには?」「現場にやる気を出してもらうためには?」など、契約という手段を用いて何かできないかと日々考えを巡らせています。単なる契約担当者ではなく、いつかは「自分が提案したことでこれが変わった!」と胸を張って言えるような仕事を成し遂げてみたい。そして就活当時に抱いていた「世界に影響力のある仕事がしたい」という想いを実現したいです。
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私が所属する環境プロセス研究部では主に、①CO2削減・省エネルギーと、②資源リサイクルに取り組んでおり、私は②資源リサイクルのうち、高炉や製鋼の工程で発生するダストのリサイクルに携わっています。
直近の目標は、「ダストリサイクルプロセスの工程化」。ラボ実験で得られた良い成果を工場にスケールアップしたときにいかに実現するか。そこには多くの課題があり、多くの方の了解を得る必要もあります。この理想と現実のすり合わせが非常におもしろく、挑戦しがいのあることだと思っています。
ゆくゆくは“ゼロエミッション”、つまり、鉄以外の全ての元素・副生成物をグループ企業内で循環させることを目標に、いまは一つひとつ、目の前のことに取り組んでいきたいと思います。
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製鉄所の総務部門の役割は、円滑な生産活動維持のために、社外と製鉄所の架け橋となること。私は主に財産管理業務を担当しており、製鉄所内外の不動産を通じて社内外をつなぐのが仕事です。
不動産管理では、土地建物の背景や関連法規を熟知する必要がありますが、これまでは個人の知識・力量頼みで継承してきました。一方、福山地区は1,420万㎡と広大な上、開所から半世紀以上が経過しており、技能継承が難しくなってきています。そこで、次の財産管理者が知識を吸収しやすい仕組みづくりを実現したいとういうのが、現在の私の目標です。そのためには、自分が広範な情報を知っていることが大前提なので、アンテナを高くして日々の製鉄所ライフを過ごしています。
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製鉄所内の電気・制御設備の改造や新規導入を行うにあたり、仕様検討から、発注、工事管理、試運転まで、多岐にわたる仕事を担当するのが私たち制御技術者です。私が担当しているのは製鋼工程の設備で、操業効率化やコストダウンに直接結びつくため、大きな責任とやりがいを感じられます。
現状、製鋼工程では技術者の経験と勘に頼る作業があり、大いに進化の余地を残しています。そこでDXを推進することにより、操業の平準化や自動化、異常予兆検知につなげ、他社に誇れる技術力の高い工場にすることが、現在の私の目標です。同時に、現場で働く人の意見に耳を傾けながら、常に自分で考え続け、課題を発見し、解決へと繋げていけるエンジニアになっていきたいですね。
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