[780N/mm²鋼材]
高強度材 H-SA700, HBL®630, HBL® 630-L
高強度材は、超高層建築物において大軸力を支持できる高強度の柱材を実現することが可能です。従来の構造用鋼材の約1.6~2.0倍に相当する引張強度を有し、優れた溶接性・靱性を兼ね備えています。
高強度材を採用することで、鋼材重量が低減し、CO² の排出量削減に貢献します。
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H-SA700
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震度7クラスの地震に対して無損傷を目標とした「新構造システム建築物」※向けに開発され、従来の約2倍の強度を有する鋼材です。
JR-AJ-22013E-A
※新構造システム建築物:高強度鋼等の特性を活用することによって大規模大地震等に対しても高度に機能を維持できるような建築物。(2004年度から5年間で「新構造システム建築物研究開発」が府省連携プロジェクとして開発が進められた。)
認定番号MSTL-0599, 0268
規格 種類の記号 厚さ
mm化学成分 % C Si Mn P S その他 炭素当量 溶接割れ
感受性組成建築構造用
高強度780N/mm²鋼材H-SA700A 6≦t≦50 ≦0.25 ≦0.55 ≦2.00 ≦0.030 ≦0.015 ≦0.65 ≦0.32 H-SA700B 6≦t≦50 ≦0.25 ≦0.55 ≦2.00 ≦0.025 ≦0.015 ≦0.60 ≦0.30 規格 引張試験 衝撃試験 降伏点または
耐力
N/mm²引張強さ
N/mm²降伏比
%厚さ
mm伸び 試験片
℃シャルピー
吸収エネルギー
J試験片 % 建築構造用
高強度780N/mm²鋼材700~900 780~1000 ≦98 6≦t≦20 5号 16≦ 0 47≦ 20<t≦50 4号
5号16≦
24≦20<t≦50 5号 16≦ -20 47≦ 20<t≦50 4号
5号16≦
24≦京浜高炉休止に伴う認定再取得 伸び規格の変更点
鋼材規格 京浜現認定 再取得新認定 認定番号 板厚 試験片 % 認定番号 板厚 試験片 % H-SA700 MSTL-0267 6<t≦20 5号 16≦ MSTL-0599 6 5号 17≦ 6<t≦9 20≦ 4号 16≦ 9<t≦12 23≦ 20<t≦50 12<t≦16 26≦ 5号 24≦ 16<t≦20 28≦ 20<t≦50 4号 17≦ 備考)
- 必要に応じて上記以外の合金元素を添加することができる。
- シャルピー吸収エネルギーは厚さ12mmを超えるものについて行い、3個の試験片の平均値とする。
- 炭素当量Ceq(%)=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
- 溶接割れ感受性組成PCM(%)=C+Mn/20+Si/30+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B受渡当事者間の協定によって、溶接割れ感受性組成を炭素当量の代わりに適用することができる。
- 降伏比は板厚12mm以上について定める。
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HBL®630B,C
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耐震性確保のために必要とされる低降伏比(85%以下)と優れた溶接性・靱性を兼ね備えた、新しい低降伏比高張力厚鋼板です。
JR-AJ-22013E-A
認定番号MSTL-0557
規格 種類の記号 厚さ
mm化学成分 % C Si Mn P S その他 炭素当量 溶接割れ
感受性組成建築構造用
低降伏比780N/mm²
鋼材HBL®630B 22≦t≦100 ≦0.18 ≦0.55 ≦2.50 ≦0.030 ≦0.015 ≦0.75 ≦0.30
≦0.30HBL®630C 22≦t≦100 ≦0.18 ≦0.55 ≦2.50 ≦0.015 ≦0.008 ≦0.75 規格 引張試験 厚さ方向特性
絞 り
%衝撃試験 降伏点または
耐力
N/mm²引張強さ
N/mm²降伏比
%厚さ
mm伸び 試験片
℃シャルピー
吸収エネルギー
J試験片 % 建築構造用
低降伏比
780N/mm²
鋼材630~750 780~930 ≦85 - 4号 19≦ - 0 47≦ 25≦(3個の平均)
15≦(個々の試験値)備考)
- 必要に応じて上記以外の合金元素を添加することができる。
- シャルピー吸収エネルギーは3個の試験片の平均値とする。
- 炭素当量Ceq(%)=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
- 溶接割れ感受性組成PCM(%)=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B受渡当事者間の協定によって、溶接割れ感受性組成を炭素当量の代わりに適用することができる。
- 厚さ方向特性試験の方法は、JIS G 3199による。
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HBL®630-L
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当社オンリーワン技術である厚板オンライン熱処理設備HOP®※を適用し、オンラインで熱処理を行うことにより、工期の大幅短縮を実現しました。
JR-AJ-22013E-A
※厚板オンライン熱処理設備HOP®:Heat-treatment On-line Process。世界で始めて厚板の圧延ライン上で連続オンライン熱処理を可能にした設備。第6 回新機械振興賞で経済産業大臣賞を受賞しました。
認定番号MSTL-0243
規格 種類の記号 厚さ
mm化学成分 % C Si Mn P S その他 炭素当量 溶接割れ
感受性組成建築構造用
低降伏比780N/mm²
鋼材HBL®630B-L 12≦t≦40 ≦0.12 ≦0.55 ≦2.5 ≦0.030 ≦0.015 ≦0.60 ≦0.30
≦0.30HBL®630C-L 12≦t≦40 ≦0.12 ≦0.55 ≦2.5 ≦0.015 ≦0.008 ≦0.60 規格 引張試験 厚さ方向特性
絞 り
%衝撃試験 降伏点または
耐力
N/mm²引張強さ
N/mm²降伏比
%伸び 試験片
℃シャルピー
吸収エネルギー
J厚さ
mm試験片 % 建築構造用
低降伏比
780N/mm²
鋼材630~750 780~930 ≦85 12≦t≦16
16<t≦40
20<t≦405号
5号
4号16≦
24≦
16≦- 0 47≦ 25≦(3個の平均)
15≦(個々の試験値)備考)
- 必要に応じて上記以外の合金元素を添加することができる。
- シャルピー吸収エネルギーは3個の試験片の平均値とする。
- 炭素当量Ceq(%)=C+Mn/6+Si/24+Ni/40+Cr/5+Mo/4+V/14
- 溶接割れ感受性組成PCM(%)=C+Si/30+Mn/20+Cu/20+Ni/60+Cr/20+Mo/15+V/10+5B受渡当事者間の協定によって、溶接割れ感受性組成を炭素当量の代わりに適用することができる。
- 厚さ方向特性試験の方法は、JIS G 3199による。
採用事例