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溶融亜鉛めっき鋼板 Hot-dip Galvanized Steel Sheets


外板用440MPa級BH鋼板(ユニハイテン)

自動車外板の薄肉軽量化が可能

自動車外板はプレス成形により、所定の部品形状に加工して使用されます。
その際、素材降伏強度(YP)が高いとプレス後の面品質(面ひずみ)が劣化し、一方、成形後のYPが低いと部品の耐デント(凹み)性が劣るため、薄肉化できません。
ユニハイテンは、独自の金属組織設計による高い加工硬化(WH)と焼付硬化(BH)により、素材低YPと製品高YPを両立させ、従来困難であった外板の薄肉軽量化を可能にしました。

自動車外板の薄肉軽量化が可能

特 長

  • 軟質フェライトと硬質マルテンサイトの複合組織(DP)をベースに組織制御
    • ・340BHと同等の素材低YP ⇒ 340BHに近いプレス成形後の面品質(面ひずみ)
    • ・プレス成形時の加工硬化(WH)と塗装焼付強度(BH)が大幅に向上 ⇒ 440Wと同じ製品高YPで優れた耐デント性
  • 340BHから0.05mm薄肉軽量化可能な耐デント性
  • 耐常温時効性に優れ、温暖地域でのご使用が可能です

製品特性例

プレス後の優れた面品質と製品での高い耐デント性を両立

440BH鋼板(ユニハイテン)は、340BH同等レベルの素材低YPにより、良好なプレス後面品質を示します。
また高WH+BHにより、高い耐デント性を示し、外板パネルの薄肉化に寄与します。


高いデント性を両立
常温時効特性

440BH鋼板(ユニハイテン)は耐時効性に優れ、温暖地域への輸出が可能です。


常温時効特性

適用可能な自動車部品

適用可能な自動車部品
  • 自動車外板パネル部材で、以下の特性が特に要求される部材のハイテン化に好適
    ・張出成形を主体とする部品
    ・耐デント性が要求される部品