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Q&A

Q8腐食って?
A8-2高温酸化

炭素鋼は空気中では 500 ℃までは酸化はほとんど無視できる程度です。一般には鉄の酸化物は安定した状態にあって鉄の内部に酸素の浸透を防止する状態にあります。しかしながら高温の場合にはこの酸化物によっても酸素の浸透を防止できないばかりか酸化物と鉄の地との熱膨張の差によって酸化物に割れを生じ、これが剥げ落ちたりしてますます進行するようになります。
酸化を防止するには鉄よりも酸素とよく化合する元素によって鉄の代りに酸化させると共にそれぞれが緻密な状態で鉄の表面に密着し酸素の浸入を防止するものを合金させる必要があります。この目的に最も有効であるものとしてはクローム( Cr )があります。
このほかシリコン( Si )、アルミニウム( Al )等を添加することによってその効果を一層大にすることができます。(図参照)

炭素鋼および5%Cr-0.5%Mo鋼の600℃における酸化

図   炭素鋼および5%Cr-0.5%Mo鋼の600℃における酸化

炭素鋼、低合金鋼およびステンレス鋼の1000時間での<br>空気中の各温度における酸化量

図   炭素鋼、低合金鋼およびステンレス鋼の1000時間での
空気中の各温度における酸化量

※おことわり
本資料は、一般的な情報の提供を目的とするもので、設計用のマニュアルではありません。本資料の情報は、必ずしも保証を意味するものではありませんので、本資料に掲載されている情報の誤った使用、または不適切な使用法等によって生じた損害につきましては、責任を負いかねます。また、内容は予告無しに変更されることがあります。