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Q&A

Q8腐食って?
A8-3水中での鋼の腐食

河川水、水道水等比較的きれいな水の中で鉄は錆が発生しやすいです。この原因は水中に溶解している酸素および炭酸ガスの影響ですが、炭酸ガスの影響は酸素に比して少ないようです。水中に溶解する酸素の量は大気に露出しているような場合には温度の上昇によってその量を減少します。
図には水中に溶解する酸素の鉄の腐食におよぼす温度の影響を示してあります。
図中で開放管路とは大気に露出している状態のことをいい、酸素が自由に逃出すことのできる状態にあることを示します。密閉管路とはボイラのように一つの管路の中を循環した上でまた再び戻ってくるような外気に触れない形のものです。開放管路の場合には温度の上昇と共に腐食量は増加しますが、約 80 ℃を超すと酸素量の減少にしたがって腐食量も減少します。しかしながら密閉管路では温度の上昇にしたがい酸素の存在によって腐食は次第に増大していく傾向があります。
この腐食を防止するには

  • (イ)防食被膜を塗布する。
  • (ロ)水中の酸素を除去する。
    • (a)真空脱気、加熱脱気等物理的方法をとる。
    • (b)亜硫酸ソーダ等を用い化学的に酸素を還元する。
    • (c)犠牲酸化をさせ水中の酸素をとるためにダライ粉等の間を通過させる。
  • (ハ)電気防食等電気的に防食する。

等があります。

鉄の腐食におよぼす影響

図   鉄の腐食におよぼす影響(E. Heym, O.Bauer :Mitt. Mat. Pruf., 28 102(1910)

※おことわり
本資料は、一般的な情報の提供を目的とするもので、設計用のマニュアルではありません。本資料の情報は、必ずしも保証を意味するものではありませんので、本資料に掲載されている情報の誤った使用、または不適切な使用法等によって生じた損害につきましては、責任を負いかねます。また、内容は予告無しに変更されることがあります。