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用 途 Use


エネルギー分野

エネルギー開発には石油や天然ガスに代表される天然資源の採掘、生産設備、輸送・貯槽設備、それらを利用するための精製プラント、発電プラント等多くの設備が必要です。さらに今後は、カーボンニュートラルへ向けて水素やアンモニアといった新エネルギーの利用が進むとされています。また、洋上風力発電では、長期にわたって大型風車を支える支持構造物であるモノパイルやジャケットが使われています。
JFEスチールでは、最先端の材料技術と製造設備を駆使して、これらのエネルギー分野で求められる高品質な厚鋼板を開発し、社会のニーズにお応えします。

供給大型化する洋上風力に対応した鋼板

国内外で導入が進む洋上風力発電では、風車の大型化が進んでいます。JFEスチールではこうした大型風車を支えるモノパイルやジャケット用として、信頼性の高い高品質な厚物・高強度鋼板や、製作時の溶接工数の削減が可能な大単重鋼板「J-TerraPlate™」などを取り揃え、洋上風力発電の導入促進に寄与しています。

エネルギー分野用途
エネルギー分野用途

海洋構造物を支える鋼板

天然資源開発では、大規模な海洋構造物が建設されます。そこで用いられる鋼材には高強度化とともに安全性が要求されます。JFEスチールでは高度な破壊靭性要求に対応した、海洋構造物用厚鋼板の幅広いラインアップをそろえています。

エネルギー施設用の多彩な鋼板

エネルギーの貯蔵タンクや精製に使用される圧力容器は大型化に伴い、高強度化・厚肉化が進んでいます。JFE-HITENシリーズはタンク用途に優れた溶接施工性を有している商品で、多くの適用実績を有しています。また、炭素鋼、Cr-Mo系の圧力容器用鋼板において200mm厚までの健全な内質を持つ極厚の圧力容器用鋼板を製造しています。精製工程においては耐食性に優れたクラッド鋼板も多く使用されています。

水力、火力発電プラントにも高品質の厚鋼板を供給しています。水力発電で使用される水圧鉄管(ペンストック)用の鋼板は、同時に優れた靭性も求められ、しかも厳しい環境下での溶接施工から高溶接性も具備していなければなりません。JFEスチールでは引張強さ570~980N/mm2の広い強度範囲の厚鋼板をご用意しています。火力発電用途には、ボイラー関連で改良型9%Cr鋼を含むCr-Mo系高温用材料も製造しています。

エネルギー分野用途