研究開発
鋼管および鋳造製品に対するお客様のご要求は、ますます高度化、多様化しています。スチール研究所鋼管・鋳物研究部では、常に新しい発想による技術、製品開発を最新の設備を利用して進めることにより、すばやくタイムリーにお客様のご要求にお応えしています。
鋼管の製造プロセス開発
鋼管製造プロセスにおきましては電縫鋼管造管用実験ミル、シームレス鋼管穿孔圧延用実験ミル等の各種モデル実験装置を用いた開発と、コンピュータシミュレーション解析を組み合わせ、高品質で高生産性を可能にする新しい製造プロセスの開発に精力的に取り組んでいます。 |
▼ 電縫鋼管成形・ |
鋼管の製品開発
新しい冶金学的発想に基づき独自開発した次世代溶接管製造プロセスであるHISTORYプロセスにより、超微細組織と圧延集合組織を利用した、高強度高延性電縫鋼管(商品名「HISTORY鋼管」)の開発に世界で初めて成功しました。HISTORY鋼管は、自動車用鋼管部材として高い評価を得ています。当研究部では、高機能HISTORY鋼管をはじめ、高耐食性油井管、ラインパイプ、自動車用炭素鋼管等、お客様に満足していただける新商品のスピーディな開発に取り組んでおります。
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鋼管の加工・利用技術開発
自動車構造部材の軽量化と高剛性化の観点から、鋼管の材料特性を活かした加工・利用技術の開発を進め、材料と加工技術の両面からお客様へのVA提案を行っています。FEMシミュレーションによる事前評価も進め、お客様と一体となって開発に取り組んでいます。 |
鋳物・ロール製品開発
熱間圧延に用いられる高性能ハイスロールをはじめとした鋳造製圧延工具用材料の開発に取り組んでおり、お客様から高い評価をいただいています。 |
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