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容器・缶
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JFEの商品一覧
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環境負荷化学物質の含有情報シートのご提供
この分野で利用されている商品分野 … 薄板

JFEは各種の最新の缶用鋼板を提供しています。缶詰用の鉄板は

  • 酸・アルカリに強い
  • プレス成形しても割れない(ビール缶)

という特長があります。

スポーツ飲料や、野菜ジューススープ、おしるこなど原材料に塩分を多く含む飲料では、アルミを避けてスチールを使うことが多いようです。同時にスチール缶は、缶をはじめ自動車、家電、鉄道、船舶の材料、建設資材など様々な鉄鋼商品に何度でもリサイクルされます。

JFEの最新の缶用鋼板としては、ユニバーサルブライトは食缶および18リットル缶・ペール缶用の樹脂フィルムラミネート鋼板です。従来TFS(ティンフリースチール)に塗装して絞り加工や缶胴溶接によって成形していた用途に対して同様に使用できます。適用されている樹脂フィルムは溶剤のような有害物質をまったく含まないことから食品用途にも安心して適用されるものです。最近、缶の形状にはさまざまな意匠性を有する缶が要求されるようになりました。キャンディーやチョコレートを詰めた所謂ファンシー缶は極めて難成形であり極低炭素鋼が適用されています。

 

JFEの商品一覧(この分野で利用されている商品)

ぶりき ティンフリースチール


缶ジュースや缶コーヒーなどの飲料缶、缶詰、のり、お茶、クッキーの缶などいろいろと使われています。

 

用途

用途 品種   特長

食缶・飲料缶
分野

ラミネート鋼板

食缶用新ラミネート鋼板
「ユニバーサルブライト タイプF」

ラミネート鋼板例

「内容物取り出し性」をはじめとする食缶の要求特性を満たし、かつ低コストで製造可能な食缶用新ラミネート鋼板を世界で初めて開発、実用化しました。

めっき鋼板

溶接缶用薄すずめっき鋼板

溶接缶用薄すずめっき鋼板例

高価なすずを節約するため、すずを島状に分散させるという斬新な発想です。

18L・ペール缶
分野

ラミネート鋼板

18L・ペール缶用ラミネート鋼板
「ユニバーサルブライト タイプE」

ペール缶例

塗装鋼板に比べ低コストで幅広い内容物を充填可能な18L缶用コイルラミネート鋼板 ユニバーサルブライト タイプE(ecology)を世界に先駆け開発、商品化しました。

ぶりき

 

鋼板に電気メッキ法により錫をメッキしてつくります。食缶用が50%の他、貯蔵用容器、運動用容器等に使用されています。

ティンフリー
スチール

無研磨TFS「JFE ブライト」

 

一般缶分野

ティンフリー
スチール

ファンシー缶例

ファンシー缶の特徴は、流線形や丸みを帯びた滑らかな曲面など、美麗な形状が要求されることです。


テクノロジー

  1. 溶接缶用薄すずめっき鋼板

    飲料缶例
    溶接飲料缶製缶多種多様な飲料缶へ利用されています。
    高価なすずを節約するため、すずを島状に分散させるという斬新な発想。ニッケル下地処理、特殊クロメート処理によって、すずの使用量低減(1/3以下)と、高い溶接性の両立に成功しています。めっきされたすずは、鉄と合金化して合金層を形成します。この時表面に残る金属すずが溶接のしやすさに寄与するので、単純にすずを減らしただけでは溶接しにくくなりますが、すずを島状に分散させることでこの問題をクリアしました。

  2. 缶用新ラミネート鋼板

    環境にやさしく、様々な用途に応じた新しい缶用ラミネート鋼板を世界に先駆け開発・商品化しています。
    缶用新ラミネート鋼板を用いた製缶例
    タイプEを用いた18L缶、ペール缶(後列)
    タイプFを用いた食品缶(前列)
    1. 当社独自の無研磨溶接用TFSに、環境にやさしく耐食性に優れた複層PP(ポリプロピレン)フィルムをラミネートした汎用用途のタイプE(Ecology)。薬品や洗剤用容器など、様々な用途に適用できます。
    2. PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムに特殊な表面改質を施したタイプF(Food)。フィルム表面の表面自由エネルギーを低減することで内容物を取り出し易くしています。本材料は食品缶詰用途で世界をリードしています。

  3. スチール缶リサイクル

    スチール缶のリサイクル率が85%を越え、世界のトップレベルである事は意外と知られていません。そこで、スチール缶リサイクルに関し、よくある質問について答えます。

    Q.なぜそんなにリサイクル率が高いの?

    A.

    スチール缶は資源ごみとして分別回収されると、市町村のリサイクルセンターに運ばれます。ここで磁石を使って他の金属などと選り分けられ、プレスして鉄スクラップ(大きなかたまり)になります。「磁石に付く」というスチール(鉄)の持つ性質によるリサイクルの簡単さのおかげです。この特性を利用し、他の容器などと混ざっていても、自動的に取り出され、全国の鉄鋼メーカーで再利用されています。

    製鉄メーカではこのスクラップから鉄骨や鉄筋などの建築資材、橋げたなどの土木資材を再生します。また、製鉄メーカが薄板にすると、製缶メーカで新しいスチール缶に生まれ変わります。

    Q.アルミ蓋が付いたままで、リサイクルできるの?

    A.

    回収されたスチール缶は、炉に入れて約1600℃で溶かされます。

    このときアルミ蓋もいっしょに溶けます。もともと、製鋼メーカーでは余分な酸素を除くため、溶けた鉄にアルミを加えるので、問題となりません。また、アルミが溶けるとき発熱するため省エネ効果もあります。さらに、溶けたアルミはスラグとして回収され、セメントや路盤材としてリサイクルされています。

    スチール缶リサイクル協会のURL:http://www.steelcan.jp/

 

JFE技報

JFE技報  No.12   缶用鋼板小特集号 「2006.5」
JFE技報  No.2   JFEスチール特集号 「2003.11」
                       「缶用鋼板」  岩佐 浩樹、民部 英司 他
JFE技報  創刊号  「2003.6」