(1)高い密度 高密度の製鋼スラグ(表乾密度2.8~3.5g/cm³)を材料としているため,フェロフォームの単位体積質量は,標準的な配合で2.4~2.6t/m³(普通コンクリート約2.3t/m³)と大きくなり,波浪安定性に優れます。したがって,設計上,消波ブロックを小型にできることがあります。
(2)低いアルカリ成分の溶出性 主結合材が高炉スラグの微粉末のため、海中でのアルカリ成分の溶出が小さくなります (図3)。
(3)優れた付着生物性 材料の製鋼スラグ等には,鉄,珪素等の生物に必須の元素を多く含むため,海洋環境下における付着生物の種類数(図4),付着生物量が多くなります。
(4)コンクリートと同様な強度特性 普通コンクリートと同様に材齢28日で一般の異形ブロックの設計基準強度である18N/mm²以上の圧縮強度が得られ,長期強度の伸びが大きいことが特長です(図5)。コンクリートと同様に粉体水比で圧縮強度の制御が可能です。また,曲げ強度,引張強度は同じ圧縮強度の普通コンクリートと同等です。
(5)高い耐磨耗性 すりへり係数は,圧縮強度20N/mm2以上において普通コンクリートよりも小さくなり,耐磨耗性に優れます(図6)。