耐震ラインパイプ
HIPER®
地震・凍土地帯に対応し安全性とコスト削減を両立
地震地帯や凍土地帯に敷設されるパイプライン用鋼管には、地盤変動による変形を受けても座屈しにくい高い性能が要求されます。こうしたニーズに対して、JFEスチールは最先端の材質設計技術と西日本製鉄所(福山地区)厚板工場のオンライン加熱設備「HOP®」(*2)および、加速冷却装置「Super-OLAC®-A」(*3)を最大限に活用し、
従来に比べて高い耐座屈性能を有するパイプライン用高強度鋼管「HIPER®」を世界で初めて開発しました。この結果、これまでに比べ大幅な管厚の低減が可能となり、パイプラインの建設費用削減と安全性向上の両立を実現、地震凍土地帯を通る多くのパイプラインに「HIPER®」が採用されています。
(*1)HIPER®:Higher Performance for Earthquake Related Ground Movementsの略。
(*2)HOP:Heat-treatment On-line Process の略。厚鋼板を誘導加熱によりオンラインで
熱処理する設備。JFEスチールのオンリーワン先端技術。
(*3)OLAC®:On-Line Accelerated Coolingの略。高冷却速度、高精度冷却機能を有する
オンライン加速冷却設備で、JFEスチールのナンバーワン先端技術。
特長
- ■地盤変動による変形を受けても座屈しにくい高い変形性能。
- ■「Super-OLAC®-A」による高い材質均一性。
- ■パイプラインの建設費用削減と安全性向上の両立。
用途
- 地震地帯や凍土地帯に敷設されるパイプライン