自動車部品業高強度鋼管
780MPa級電縫鋼管
特 長
- 成形性に加え、自動車部品に要求される実用的な機能特性(疲労特性、衝撃特性、塗装適合性、材質安定性)のバランスがとれます。(図1)
- 電縫部のオンライン熱処理により電縫部と母材部の材質を均一化します。(図2、 図3)
![図1 足回り用780MPa級電縫鋼管の必要特性と材質設計の考え方](img/780mpa01.png)
必要特性と材質設計の考え方
![図2 電縫溶接部の硬度分布例](img/780mpa02.png)
![図3 シェンク疲労試験でのS-N線図(展開試験片)](img/780mpa03.png)
(展開試験片)
技術のポイント
- 製鋼工程での炉外精錬による高純度化技術
- 熱延工程における高精度制御冷却技術
- 造管工程での高精度オンラインシーム熱処理技術
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これらを駆使して、化学成分とミクロ組織を最適化することにより製造します。
適用可能な自動車部品
- 自動車構造部材
ロアアーム(図4)、サスペンションメンバー、トレーリングアームなど
![図4 フロントロアアームへの適用例](img/780mpa04.png)
成形性と機能特性に優れた780MPa級サスペンション部品用鋼管
自動車部品の軽量化、高剛性化というニーズに対応した、成形性と優れた機能特性を有するサスペンション、シャシー部品用高強度電縫鋼管です。