使用済みプラスチックリサイクル
JFEスチール(株)は、使用済みプラスチックのリサイクル製品を製鉄プロセスにおいて有効活用し、CO2発生抑制・資源循環・低炭素型社会形成に寄与しております。
当社での使用済みプラスチックの製鉄プロセスでの利用は、1996年、産業廃棄物のプラスチックを高炉還元材として利用することから開始しました。
現在では、容器包装リサイクル法により一般家庭から分別回収された“プラスチック製容器包装(その他プラスチック)”を、当社の100%子会社JFEプラリソース(株)でリサイクル製品に再商品化し、これを当社の製鉄プロセスにて使用しています。
製鉄プロセスでの使用済みプラスチック利用の一つに、高炉原料化システムがあります。
これは、使用済みプラスチックのリサイクル製品を直接高炉内に吹き込み、鉄鉱石を還元反応(鉄鉱石から酸素を取り除く化学反応)させ、鉄に変えるための原料として使用するものです。
高炉原料化システムの概要
使用済みプラスチックの高炉リサイクルについてはこちら [PDF/1,610KB]
高炉原料化の特徴
高炉原料化システムには、以下のような特徴があります。
このような特徴を持つ高炉原料化システムは、容器包装リサイクル法では、ケミカルリサイクルの再商品化手法の一つである高炉還元材利用として認定されております。また、循環型・低炭素型社会の構築に貢献する、CO2削減効果の高い、優れた環境技術として1999年度 環境庁(当時)『地球温暖化防止活動大臣表彰』、2003年度(財)大河内記念会『大河内記念生産賞』、2004年度『資源循環技術・システム表彰経済大臣賞』を受賞しております。
