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JFEスチール株式会社

施工合理化と優れた耐震性能を両立する
ビルトH形鋼の梁端はりたん溶接工法「smarTABH®」が「TORANOGATE」に初採用

 

当社のビルトH形鋼梁がたこうばり(以下、BH梁)の梁端溶接工法「smarTABH®」(※1、図1(b))が、このたび、虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合と中央日本土地建物株式会社、独立行政法人都市再生機構、住友不動産株式会社の参加組合員3者が東京都港区虎ノ門エリアで推進している大規模開発プロジェクト「TORANOGATE」に採用されました。本工法が超高層建築物に使用されるのは初めてとなります。

 

本工法は、BH梁の梁端接合部において、スカラップ近傍に設置する固形タブまで溶接を行い、従来必要とされていたスカラップ(※2)の回し溶接および仕上げ処理(図1(c))を省略します。これにより、梁フランジの塑性化領域(※3)が従来よりも広がり、地震時の歪集中を緩和でき、従来を上回る塑性変形性能を発揮します(※4)。本工法を適用したBH梁の梁端接合部の耐力および塑性変形性能は、構造実験および有限要素解析により確認しています(※5、図2)。

 

本工法を適用するBH梁の鋼板には、当社製厚鋼板(SN490やHBL®385等)を使用します。梁断面寸法の適用範囲は、フランジ板厚40mm以下、梁せい・梁幅の制約が無く、幅広くご利用可能です。また、梁フランジ端部を拡幅したBH梁にも本工法の適用が可能です。

 

当社は今後も、「smarTABH®」のさらなる普及を通じ、安心・安全な生活づくりのための国土強靭化に向けて、お客様の様々なニーズにお応えできる付加価値の高い建築建材商品および利用技術の開発と普及に努め、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

 

【「TORANOGATE」概要】

事業主体 虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合
設計 株式会社日本設計
施工者 戸田・西松建設共同企業体
所在 東京都港区虎ノ門一丁目1000番
区域面積 約6,397m2
延床面積 約119,406m2
主要用途 事務所、店舗、ビジネス支援施設 他
建物高さ 約171m
階数 地上29階 地下4階
着工/竣工 着工2024年1月/竣工2027年10月(予定)
関連URL https://www.toranogate.jp/
 
【提供】虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合1 【提供】虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合2

【提供】虎ノ門一丁目東地区市街地再開発組合

 

※1 国立大学法人 宇都宮大学、株式会社日本設計、株式会社ヨネモリとの共同開発。
2025年10月27日 ニュースリリース
https://www.jfe-steel.co.jp/release/2025/10/251027.html

※2 十字に鋼板を溶接する場合などに、溶接線が交差することを回避するために設けられる切り欠き部。

※3 地震などの外力に対して、梁端フランジ溶接部と梁フランジ-梁ウェブ間隅肉溶部の止端間で、梁フランジ母材の塑性変形が生じる領域

※4 国土交通省「長周期地震動に対する鉄骨建造物の安全性検証方法に関する検討、平成24年度建築基準整備促進事業(2013.4)」による。

※5 構造性能と設計・施工方法について一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明(GBRC性能証明 第24-29号)を取得。

 
【図1】梁端接合部
(a)梁端接合部 (b)smarTABH® (c)従来仕様
梁端接合部 smarTABH® 従来仕様
 
【図2】構造実験
(a)載荷状況 (b)実験結果と設計用疲労曲線
(a)載荷状況 (b)実験結果と設計用疲労曲線
 
ねがう未来に、鉄で応える。
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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