ニュースリリース
JFEスチール株式会社
鋼構造物の耐疲労性能を向上させる「FLExB®溶接」が近畿地方整備局の御幸橋に初採用
このたび、当社が開発した鋼構造物の耐疲労性能向上に貢献する新たな溶接施工法「FLExB®溶接」(※1)が株式会社駒井ハルテック(社長:中村 貴任、本社:東京都台東区)が建設する近畿地方整備局の「国道8号御幸橋上部工拡幅工事」に初めて採用されました。「FLExB®溶接」は国土交通省の新技術情報提供システム(NETIS)に登録されています(CB-230007-A)。
長期間にわたって使用される鋼構造物は、老朽化に伴うメンテナンスコストや更新コストの低減が求められます。特に橋梁は自動車等の交通荷重が繰り返し作用するため、溶接部に疲労き裂が発生する疲労損傷のリスクがありました。
当社はこれに対応するために、橋梁等の鋼構造物の溶接部の疲労損傷への耐久性を高める新たな溶接施工法「FLExB®溶接」を開発しました。「FLExB®溶接」は、ガセットプレート(補強用鋼板)と呼ばれる接合部材の短辺側等の疲労き裂が発生しやすい回し溶接部に適用することで、疲労損傷への耐久性を向上させます。
今回、鋼橋の疲労強度向上が必要な部位である横構(※2)のガセットプレートに「FLExB®溶接」を適用しました。これにより、疲労強度向上のために従来は必要であった溶接施工後の表面処理等の作業工程が省略可能となり、建設コストの低減に貢献しました。
当社は自社技術を活用してお客様にソリューションを提供するビジネス「JFE Resolus®(レゾラス)」を展開し、お客様とともに発展することを目指しており、本開発技術は提供商品の一つとしてラインアップされております。
今後も鋼構造物の耐久性向上・安全性向上のために、橋梁・船舶等に供する高機能鋼材の開発と新たな溶接施工法を確立していくことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
※1 FLExB®: Fatigue Life Extended Beadの略。疲労損傷への耐久性を高めた溶接施工法。
当社ホームページ:https://www.jfe-steel.co.jp/products/solution/plates/01-flexb.html
2023年7月24日リリース:https://www.jfe-steel.co.jp/release/2023/07/230724.html
※2 横構:主に横荷重に抵抗する部材で、主桁または主構を相互に連結するように水平面内に配置する。
【図1】 FLExB®溶接


【参考URL】
製造ソリューションビジネス「JFE Resolus®」の立ち上げについて
https://www.jfe-steel.co.jp/release/2024/05/240507.html
「JFE Resolus®」に関するホームページ
https://www.jfe-steel.co.jp/products/solution/
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