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JFEスチール株式会社

木材を耐火被覆材として活用したH形鋼ばり耐火構造の開発
~木+鉄混合構造「アーキテツト®」シリーズの拡充~

当社はこのたび、木材を活用したH形鋼梁の耐火被覆(※1)工法「アーキテツト®(※2)木耐火ばり」(以下、「木耐火梁」)を開発し、1.5時間耐火構造の国土交通大臣認定(以下、1.5時間耐火認定)を取得しました(※3)

 

建築業界では、脱炭素社会の実現に向け、森林循環や建築物へのCO2固定効果への期待から木材の利用が推進されています。当社は、鉄骨造建築物において木材の有効利用を可能とし、木材の意匠性、環境負荷低減効果、室内環境改善効果(※4)などが期待できる『木+鉄混合構造「アーキテツト®」シリーズ』の開発を進めており、今回の「木耐火梁」が「アーキテツト®」シリーズの第三弾となります(※5)

 

「木耐火梁」では、木材が有する高い断熱性に着目し、梁の耐火被覆材として木材を用いています。山佐木材株式会社、齋藤木材工業株式会社との共同研究により、H形鋼梁に木材とけい酸カルシウム板を組み合わせることで、1.5時間耐火認定を新たに取得しました。これにより、最上階から数えて9以内の階において、H形鋼梁の耐火被覆材として木材を利用することが可能となります。

「木耐火梁」は梁せい最大1,000mmの大断面の梁にも適用でき、当社製の外法一定H形鋼(スーパーハイスレンド®H)の全てのサイズで適用可能です。

 

当社は建設業界の皆様の様々な課題に対して、ワンストップでお応えする「JFESCRUM®」活動(※6)を展開しております。今後も、『木+鉄混合構造「アーキテツト®」シリーズ』のさらなる拡充を通じて、鉄骨造建築物における木材利用推進ならびに持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

図1 木耐火梁の概要

図1 木耐火梁の概要
 

図2 梁の適用範囲
本工法の対象は、JFEスチール製の外法一定H形鋼(スーパーハイスレンド®H)および溶接組立H形断面部材で、下記サイズに該当する梁です。

図2 梁の適用範囲
 

※1 耐火被覆とは、火災時に鉄骨の柱や梁などが熱で変形して倒壊するのを防ぐため、ロックウール等の耐火性・断熱性の高い材料で柱や梁を覆うことです。

※2 「アーキテツト®」とは、耐震性に優れた鉄骨造と、意匠性・室内環境の改善効果に優れた木材を組み合わせて、環境にやさしい建築物の提供を目的としたJFE独自の環境ブランドです。木材利用により促進される森林の安定維持(CO2固定化)、廃材のバイオマス利用による化石燃料の使用削減を実現する「木循環サイクル」、高炉の革新的技術開発等によるCO2排出削減、電炉による鉄スクラップの再利用で鉄のリサイクルを実現する「鉄循環サイクル」等、木と鉄それぞれの資源およびCO2のサーキュラーエコノミーを推進しつつ、木と鉄を融合させた快適かつ長寿命で資産価値の高い“環境配慮型建築”の提供に貢献し、持続可能な社会の実現を目指します。

 
アーキテツト
 

※3 認定番号FP090BM-0864(1)、(2)
耐火構造とは火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために、建築物に必要とされる耐火性能を有する構造のことです。要求される耐火時間は建築物の部分・階数で異なり、梁に要求される耐火時間は下記の通りです。
1時間:最上階および最上階から数えて、4以内の階。
1.5時間:最上階から数えて、5以上9以内の階。
2時間:最上階から数えて、10以上14以内の階。

※4 木材は湿気を吸収・放出するため、室内を快適な湿度に保つ調質機能があります。また、木材の香りには体をリラックスさせる、ストレスを軽減するなどの心理面での効果があると考えられています。

※5 これまでに開発した「アーキテツト®」シリーズ
・第一弾 木材を利用した鋼管柱の耐火被覆工法「アーキテツト®木耐火柱」
 2024年2月28日 ニュースリリース:
  https://www.jfe-steel.co.jp/release/2024/02/240228.html
 2025年ウッドデザイン賞:
  https://www.wooddesign.jp/db/production/2461/
・第二弾 木材を利用した建築構造向け制振デバイス「アーキテツト®木補剛制振間柱」
 2024年8月27日ニュースリリース:
  https://www.jfe-steel.co.jp/release/2024/08/240827-1.html

※6 当社が取り組んでいる建設分野におけるお客様との一体型ソリューションブランドです。昨今の社会環境の大きな変化に伴って、建設業界に要望されるさまざまな課題の解決のため、JFE スチールグループの技術力を結集し、研究・開発・製造から技術サポートまでワンストップで迅速に支援していきます。

JFESCRUM

 
ねがう未来に、鉄で応える。
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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