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JFEスチール株式会社

意匠性と経済性に優れる「JFEの耐火被覆低減工法」をH形鋼ばりに適用拡大

当社は、建築物のH形鋼梁における耐火被覆厚を従来比で最大約4割低減できる※1「JFEの耐火被覆低減工法」を開発し、1.5時間耐火構造の国土交通大臣認定(以下、1.5時間耐火認定)を取得しました※2

 

近年、建設現場の人手不足や資材価格高騰が進んでおり、これまで以上に建築施工の効率化・合理化が求められています。「JFEの耐火被覆低減工法」は2016年に鋼管柱向けに開発しました※3。耐火被覆厚の低減により、柱の仕上げ寸法縮小による室内有効空間の拡大や、建設現場での耐火被覆施工の省力化・コスト低廉化ができることから、事務所・商業施設・学校・ホテル等幅広い建築物で採用されています。

 

今回、鋼管柱とH形鋼梁の両方に本工法を適用したいというお客様からのご要望に応えるため、H形鋼梁向けの1.5時間耐火認定を新たに取得しました。

本工法は、鉄骨部材と耐火被覆の熱容量に着目し、要求耐火性能を満たす鉄骨部材の断面寸法を規定することで、吹付けロックウールによる耐火被覆材の厚さの大幅な低減を実現するものです。今回取得した1.5時間耐火認定では、当社のH形鋼梁を用いることで、耐火被覆厚を45mmから25mmに低減することができます※1。H形鋼梁には貫通孔(直径が梁せいの1/2以下)を設けることも可能です。

当社のH形鋼梁と鋼管柱の両方に当工法を適用することで、更なる省力化とコスト低廉化が期待できます。

 

JFEスチールでは、建設業界の皆様の様々な課題に対して、ワンストップでお応えする「JFESCRUM®」活動※4を展開しております。今後も、皆様の施工合理化を実現する鉄鋼商品ならびに利用技術の開発と普及に努め、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

※1:耐火被覆とは、火災時に鉄骨の柱や梁などが熱で変形して倒壊するのを防ぐため、ロックウール等の耐火性・断熱性の高い材料で柱や梁を覆うことです。耐火被覆材が吹付けロックウールの場合、従来は1時間耐火構造で25mm、2時間耐火構造で45mm、3時間耐火構造で60mmの耐火被覆厚が一般的ですが、今回、H形鋼梁の1.5時間耐火構造を耐火被覆厚25mm(従来は2時間耐火構造の耐火被覆厚45mmを準用するのが一般的)で実現する大臣認定を取得しました(図1、2)。

※2:FP090BM-0845、FP090BM-0862。
耐火構造とは火災による建築物の倒壊及び延焼を防止するために、建築物に必要とされる耐火性能を有する構造のことです。要求される耐火時間は建築物の部分・階数で異なり、柱および梁に要求される耐火時間は下記の通りです。
 1時間 :最上階および最上階から数えて、4以内の階
 1.5時間:最上階から数えて、5以上9以内の階
 2時間 :最上階から数えて、10以上14以内の階

※3:鋼管柱向けの「JFEの耐火被覆低減工法」の概要
・2016年5月25日 ニュースリリース
https://www.jfe-steel.co.jp/release/2016/05/160525.html
・JFESCRUM® HP
https://www.jfe-steel.co.jp/products/infrastructure/jfescrum/interview2.html

※4:当社が取り組んでいる建設分野におけるお客様との一体型ソリューションブランドです。昨今の社会環境の大きな変化に伴って、建設業界に要望されるさまざまな課題の解決のため、JFE スチールグループの技術力を結集し、研究・開発・製造から技術サポートまでワンストップで迅速に支援していきます。

 
JFESCRUMロゴ
 

【図1】H形鋼梁向けの「JFEの耐火被覆低減工法」の概要

H形鋼梁の断面図
H形鋼梁の断面図
 
H形鋼梁の耐火被覆厚(従来⇒本工法)
要求耐火時間 吹付けロックウール
1.5時間耐火 45mm⇒25mm
 

【図2】H形鋼梁の適用範囲
・本工法の対象は、JFEスチール製の外法一定H形鋼(スーパーハイスレンド®H)
 及び溶接組立H形断面梁で、下記サイズに該当する梁です。
  1.5時間耐火※5:H-400×200×12×19以上

※5:ALC合成耐火の場合:H-400×200×9×19以上

 
建築構造用圧延H形鋼スーパーハイスレンド®Hの規格
種類の記号 認定番号 フランジ厚
mm
降伏点
N/mm2
引張強度N/mm2 降伏比
%
SN490 6以上100以下 325~445 490~610 80以下
HBL®-H355 MSTL-0314 32以上40以下 355~475 520~640 80以下
 
梁単体の耐火構造
要求耐火時間 耐火被覆
吹付けロックウール
1.5時間 FP090BM-0845
 
外壁との合成耐火構造
外壁 要求耐火時間 耐火被覆
吹付けロックウール
ALC※6 1.5時間 FP090BM-0862

※6:鉄筋コンクリート板、PC板も可

 
ねがう未来に、鉄で応える。
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール株式会社 総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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