ニュースリリース
JFEスチール株式会社
廃プラスチック利用拡大に向けたプラスチック資源循環体制の決定について
このたび、当社は、CO2排出削減の一環として、プラスチック資源循環体制を構築し使用済みプラスチック(以下「廃プラ」)の利用拡大を図るべく、株式会社Jサーキュラーシステム(以下「Jサーキュラー」)との協力体制を決定しました。
Jサーキュラーは、プラスチックをはじめ多様な廃棄物リサイクルのノウハウを有するJFEグループのJ&T環境株式会社(以下「J&T環境」)と、鉄道事業のほか駅ビル・エキナカ・ホテル等を幅広く事業展開する東日本旅客鉄道株式会社(以下「JR東日本」)、およびJR東日本グループで資源循環事業を担っている株式会社JR東日本環境アクセスが共同出資し、神奈川県川崎市における廃プラリサイクル事業を行うことを目的に2023年7月に設立されました。Jサーキュラーは、川崎市や近隣自治体と共に「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律 第33条に基づいた再商品化計画」を作成し、プラスチックリサイクル一貫事業として国の認定を取得し、安定的な母材確保を図っていく予定です。
製鉄プロセスにおける廃プラの利用については、母材となる廃プラの集荷が課題となっていますが、今回、当社が新たに廃プラ処理設備を設置し、その廃プラの集荷および処理設備の運転に関して、Jサーキュラーが実施することで、容器包装プラスチックだけでなく、産業廃棄物由来の廃プラも利用可能な体制となりました。当社は、Jサーキュラーと協力体制を構築することで、廃プラのさらなる利用拡大を図っていきます。
JFEグループは「JFEグループ環境経営ビジョン2050」を策定し、気候変動問題への対応を経営の最重要課題と位置付け、その解決に向けた取り組みを強力に推進しています。当社は、自社のCO2直接排出量削減に加え、サプライチェーン全体におけるCO2削減貢献の拡大を図り、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。
【株式会社Jサーキュラーシステム 概要】
・ 所 在 地 | : 神奈川県川崎市川崎区水江町5-1 |
・ 代 表 者 | : 中村 佐三 代表取締役社長 |
・ 事 業 内 容 | : 廃棄物処理事業 |
・ 資 本 金 | : 9,000万円 |
・ 設立年月日 | : 2023年7月14日 |
・ 出 資 者 | : J&T環境(株) 66%、東日本旅客鉄道(株) 29%、(株)JR東日本環境アクセス5% |
【事業スキーム】
【関連URL】
・2023/11/2プレスリリース「廃プラスチック利用拡大に向けた国内最大級の処理設備の導入について」
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