2022年11月07日
JFEスチール株式会社

製造拠点初の基幹システムオープン環境への完全移行
～仙台製造所におけるDX推進～

当社はこのたび、JFEシステムズ株式会社（本社：東京都港区、社長：大木哲夫）およびTIS株式会社（本店：東京都新宿区、社長：岡本安史）の支援のもと、仙台製造所基幹システムをオープン環境に完全移行しました。当社は、各製鉄所・製造所の基幹システム刷新を推進し、当社次期中期経営計画期間中（2025年～）の全社完全オープン化を目指しております。昨年度には本社基幹システムのオープン化を完了しており、本件は製造拠点初のシステムリフレッシュの完了となります。

仙台製造所は自動車や建設機械などの重要保安部品に使用される特殊鋼棒鋼製品、線材製品を製造しています。製鋼原料としてスクラップの活用を拡大することで、資源と環境に配慮した鉄鋼生産を行っており、電気炉製造能力の約14万t/年増強(CO₂削減目標約10万t/年)を計画しています。本移行を通じて最新のシステム環境でのDXを推進し、製造基盤の強化と2030年度CO₂削減目標▽30％以上の達成に向けて取り組んでまいります。さらに、お客様ニーズや環境変化に対して、これまで以上にスピーディーかつ柔軟に対応してまいります。

今後とも、順次各製鉄所・製造所の基幹システム刷新を進め、革新的な生産性向上および安定操業の実現を目指し、豊富に蓄積したデータ資産を最新のデータサイエンス・AI等を通じて積極的に活用していくことで、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。

<仙台製造所システムリフレッシュ概要>

JFEスチール棒線事業部仙台製造所

【関連URL】

本社基幹システムをオープン環境に完全移行
～DX推進の基盤となるITプラットフォームの構造改革を推進～

TIS株式会社HP