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冷延鋼板 Cold-rolled Steel Sheets


高加工性高強度冷延鋼板(JEFORMA®)

自動車骨格部品に適した高加工性高強度冷延鋼板シリーズ

伸びや伸びフランジ性など部品に求められる特性に合わせて高性能かつ最適な鋼板を提供させて頂くことにより、高強度鋼板の適用のさらなる拡大と、高強度軽量部品の安定製造に寄与します。JEFORMAはJFE Excellent Formabilityが語源です。

特 長

  • 同一強度レベルの中で、汎用グレードと合わせて4種類の成形性グレードから最適な鋼板が選択できます
  • 冷延鋼板、合金化溶融亜鉛めっき鋼板について、また590、780、980、1180MPa級各強度レベルで一貫したコンセプトでシリーズ化
  • 溶接性や耐遅れ破壊特性に配慮した材料設計
  • 幅広い製品板厚バリエーション

品揃えと特徴

名称 タイプ分類 成形性特徴 最適可能部品例
従来ハイテン 汎用DP(比較) フォーム(曲げ)成形が主体とある部品適します。 (CR)バンパー、ドアビームなど
JEFORMA Type1 高El型(DP) 絞り成形・張出成形が主体となる部品に適します。 (CR)センターピラーアッパー、フロントピラーアッパーなど
Type2 高El-高λ型 せん断加工された端面の成形(伸びフランジ性)が課題となる部品に適します。 (CR)レールアウタ、ルーフクロス
(GA)センターピラーロア、フロントピラーロア、サイドシルアウタ・インナ、フロント・リアサイドメンバ、フロアクロスメンバなど
Type3 超高El型(TRIP) 高Elタイプ以上の絞り成形・張出成形性を示し,部品の形状自由度を高めます。 (GA)一体センターピラー、一体フロントピラーなど
El:
Elongation(伸び)の略
λ:
穴広げ率を示す。伸びフランジ性の指標
DP:
Dual Phase steel
TRIP:
TRansformation Induced Plasticity(変態誘起塑性)

品揃えと特徴

製品特性例

機械的特性例
強度グレード タイプ 呼称 YS(MPa) TS(MPa) 全伸びEl(%) 穴広げ率λ(%) 開発ステージ
590 汎用DP(比較) JSC590Y 390 650 29 65 量産
高El型(DP) 590CR-type1 385 635 32 65 量産
超高El型(TRIP) 590CR-type3 400 620 37 70 量産
780 汎用DP(比較) JSC780Y 560 810 19 30 量産
高El型(DP) 780CR-type1 505 820 20 50 量産
高El-高λ型 780CR-type2 520 830 26 45 開発済
超高El型(TRIP) 780CR-type3 500 810 29 35 量産
980 汎用DP(比較) JSC980Y 690 1060 14 35 量産
高El型(DP) 980CR-type1 750 1030 15 45 量産
高El-高λ型 980CR-type2 820 1020 16 60 開発済
超高El型(TRIP) 980CR-type3 640 1030 23 30 量産
1180 汎用DP(比較) JSC1180Y 890 1230 10 30 量産
高El型(DP) 1180CR-type1 910 1260 12 40 量産
高El-高λ型 1180CR-type2 1060 1215 15 55 開発済
超高El型(TRIP) 1180CR-type3 950 1240 16 40 量産
El:
Elongation(伸び)の略
λ:
穴広げ率を示す。伸びフランジ性の指標
DP:
Dual Phase steel
TRIP:
TRansformation Induced Plasticity(変態誘起塑性)

適用可能な自動車部品

適用可能な自動車部品