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Q&A

Q5鋼管のスケジュール番号の意味は?
A5

配管用鋼管のJIS規格やASTM規格等は肉厚に対してスケジュール番号を使用しております。 スケジュール番号は、下表のごとく外径毎に番号が定められており、規格によって異なりますが、スケジュール5~160に分類されています。(下表はJIS G 3454 [圧力配管用炭素鋼鋼管」を示します。) スケジュール番号は一定の外径に対して「管に作用する内圧」と「材料の許容応力」の比を一定段階毎に定めてその数値を分類したものです。
従って

スケジュール番号の計算式

鋼管の肉厚は下式に示すバローの式が有ります。

バローの式

管の肉厚を計算する場合には、くされ代、ねじ代、および管肉厚の製造許容差の下限-12.5%等を考慮して次式の様に変形したものを基礎としております。

t = (P/s × D/1.75) + 2.54 …… (3)

この式により一定外径にたいしてスケジュール番号毎の肉厚が決まってきます。
この結果を整理分類された表が下表の寸法表となっています。

スケジュール番号は、ご使用の環境下で任意の外径により必要肉厚を決定した後、異なる外径時の必要肉厚を素早く判定できる利点があります。 たとえば、外径60.5、肉厚5.5の鋼管を使用する予定を、流量増加等のため、外径を101.6とした場合その肉厚は、当初予定の鋼管のスケジュールは下表より、スケジュール80と決定され、この番号の外径101.6に対応する肉厚は8.1となり、素早く決定できます。 又、スケジュール番号の式より、おおよそのスケジュール番号を算出し、表より外径肉厚の組合せを知ることも出来ます。
(尚、算式にあたって、「管に作用する圧力」「材料の許容圧力」をどの様に取るかは注意を必要とします)

表 JIS G 3454(1988)圧力配管用炭素鋼鋼管の寸法、質量 はこちら→

※おことわり
本資料は、一般的な情報の提供を目的とするもので、設計用のマニュアルではありません。本資料の情報は、必ずしも保証を意味するものではありませんので、本資料に掲載されている情報の誤った使用、または不適切な使用法等によって生じた損害につきましては、責任を負いかねます。また、内容は予告無しに変更されることがあります。