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JFEスチール株式会社

鋼管品種でSuMPO環境ラベル「エコリーフ」を取得

当社は、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が認証するSuMPO環境ラベルプログラムの「エコリーフ」について、溶鍛接鋼管および継目無鋼管品種、並びに建築構造用の継目無角形鋼管の「カクホット®」で取得しました。

「エコリーフ」は、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する日本生まれの環境ラベルです。第三者による審査・検証で確認された公平性、信頼性の担保されたデータが開示されることにより、お客様が使用する製品の環境負荷を定量的・客観的に評価することが可能になります。

今回、「エコリーフ」を取得した鋼管品種は、原油や天然ガスなどの掘削や生産、輸送用として、また、ライフラインを支える配管、ボイラ・熱交換器、自動車、構造物など幅広い分野で利用されています。「鉄」は、何度でも何にでも生まれ変われる優れたリサイクル性を有しています。加えて、製造時の単位当たりの環境負荷については、他素材に比べて圧倒的に低く※1、持続可能な社会の実現に欠かせない素材です。今回の「エコリーフ」で、製品が製造される際の環境影響を高い透明性をもって提示することにより、お客様に当社の製品を安心してお使いいただけるものと考えています。

JFEグループは、「JFEグループ環境経営ビジョン2050」を策定し、2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みの一つとして、エコプロダクトによる社会全体のCO2削減貢献の拡大に取り組んでいます。当社は、自社のCO2直接排出量削減に加え、環境に配慮した高品質な鉄鋼製品を供給することで、サプライチェーン全体のサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

 

SuMPO環境ラベルプログラム

「SuMPO環境ラベルプログラム」
https://ecoleaf-label.jp/

 

〇SuMPO環境ラベル「エコリーフ」に関する補足説明

  1. 「エコリーフ」は一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営するタイプIII環境宣言(EPD※2)で、ISO 14025:2006(環境ラベルおよび宣言-タイプIII環境宣言-原則および手順)に準拠して製品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体における環境負荷の定量的開示を行うものです。
    (一般財団法人サステナブル経営推進機構 SuMPO環境ラベルプログラム)
    https://ecoleaf-label.jp/
  2. 日本鉄鋼連盟では、この「エコリーフ」に対応した環境負荷算定ルール(PCR※3)を策定し、2019年8月に認定を受けました。このPCRはISO 20915規格、JIS Q 20915に準拠しています。鉄は極めて優れたリサイクル性を有しており、社会での製品としての寿命が終了したのちも、全量を新たな鉄鋼製品として再利用することが可能です。ISO 20915規格、JIS Q 20915はそのリサイクル効果を反映して鉄鋼製品の環境負荷を定量化する規格であり、今回当社が取得した「エコリーフ」でもこの考え方に則った環境負荷を開示しています。
    (日本鉄鋼連盟 環境負荷算定ルール策定プレスリリース)
    https://www.jisf.or.jp/news/topics/190822.html

※1:等価機能部品あたりの鉄鋼製品のGHG(温室効果ガス)排出量は、アルミニウムや炭素繊維の4から5分の1程度。
(JFEグループ サステナビリティ報告書2023「鉄の価値」)
https://www.jfe-holdings.co.jp/sustainability/sus/steel_value/index.html

※2:EPD(Environmental Product Declaration)
ISO 14025規格で規定されているタイプIIIの環境ラベルのことで、SuMPO環境ラベル「エコリーフ」はこれに該当。

※3:PCR(Product Category Rule)
EPD/エコリーフにおける製品種別毎の環境負荷の値の算定・開示方法に関する基本ルール。鉄鋼製品については、2018年にねじ節鉄筋のPCRが策定され、2019年8月には、これを鉄鋼製品全体に拡大して、JIS Q 20915に準拠したPCRが策定された。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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