2024年7月1日
JFEスチール株式会社

印JSW　ビジャヤナガール製鉄所でクラウド型データサイエンス技術の実証開始

当社とJSW Steel Limited（以下、「JSW」）は、JSWのビジャヤナガール製鉄所の4号高炉において、高炉向けクラウド型データサイエンス技術である高炉サイバーフィジカルシステム（以下、「高炉CPS」）を導入し実証運用を開始しました。本プロジェクトは、JSWの製鉄所においてデータサイエンス技術をクラウド環境で活用する画期的な取り組みであり、両社協力のもとデータセキュリティなどの課題を解決し、実現しました。

高炉CPSは、炉内の可視化・予測、異常検知、溶銑温度制御，吹抜け予測などの特徴を有しており、これにより高炉の重大なトラブルを防止するとともに、高効率で安定した運転を実現し、CO₂排出量削減にも貢献します。当社は高炉CPSを適用した自社高炉での成果を踏まえ、データサイエンス活用のトップランナーとして最先端技術を積極的に導入・構築しているJSWに対し、海外初のモデルとして本データサイエンス技術を、当社が構築したソリューション提供プラットフォームを経由して提供します。

当社とJSWは、2009年に戦略的提携協定を締結して以来、当社は資本参加や自動車用鋼板、電磁鋼板、環境対策などの技術ソリューションの提供を通じて、連携を深めてきました。両社は、今後も生産工程のデジタル化を推進していくとともに、今後もさらに様々な分野での協業の可能性を検討していきます。

当社は、デジタルトランスフォーメーション (DX) を積極的に推進することで、革新的な高生産性と安定稼働の実現を目指します。また、当社は自社技術や操業改善ノウハウを活用してお客様にソリューションを提供するビジネス「JFE Resolus^™（レゾラス）」を展開しており、お客様とともに発展を目指してまいります。

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