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JFEスチール株式会社

JGreeX
大型バルク船等へのグリーン鋼材「JGreeX®」採用決定について
~海運各社とのCO2削減価値の社会分配モデルの拡大~

当社のグリーン鋼材「JGreeX®」(※1)について、川崎汽船株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:明珍幸一)が今治造船株式会社(本社:愛媛県今治市、代表取締役社長:檜垣幸人)にて竣工予定のウルトラマックス級ドライバルク船(※2)に本鋼材を採用することが決定しました。当社と海運会社は共同でCO2削減価値をサプライチェーン全体で負担し社会分配する新たなビジネスモデルを世界に先駆け構築しており、本件はその一環となります。

今回建造に使用する鋼材(※3)は全て、製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した「JGreeX®」であり、グリーン鋼材のみを使用した船舶としては世界最大サイズ(※4)となります。2024年から7千トンの「JGreeX®」供給を見込み、就航は2026年を予定しています。

また、第一中央汽船株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:黒澤正治)が檜垣造船株式会社(本社:愛媛県今治市、代表取締役社長:檜垣宏彰)にて竣工予定の近海船級のドライバルク船(※5)2隻にも「JGreeX®」の採用が決定し、同じく2024年から2026年にかけて合計7千トン納入予定です。

上記2件を含め、ドライバルク船への「JGreeX®」採用は合計5社、7隻に拡大し、「JGreeX®」納入数量は合計28千トン程度となる見通しです。

カーボンニュートラル社会の実現に向けた取り組みが世界的に加速する中、国際海運の分野でも、CO2排出量削減に向けた取り組みが求められています。今回、グリーン鋼材を船舶に採用することで CO2排出量削減に貢献します。なお、CO2削減コストについては当社も荷主の1社として応分の負担をいたします。

当社は、今後もさまざまな低炭素化技術や省エネ・高効率化技術の適用拡大により、CO2排出量のさらなる削減を実現するとともに、「JGreeX®」の販売拡大により、社会全体の脱炭素化に貢献してまいります。

 
【写真】ウルトラマックス級ドライバルク船の例

【写真】ウルトラマックス級ドライバルク船の例

 

※1:当社のCO2排出削減技術により創出した削減量を「マスバランス方式」を適用して特定の鋼材に割り当てることで、鉄鋼製造プロセスにおけるCO2排出量を大幅に削減した鉄鋼製品

※2:乾貨物を大量に輸送する貨物船。載貨重量6.4万トン程度

※3:造船会社が直接購入する鋼材

※4:2023年12月現在。当社調べ

※5:乾貨物を大量に輸送する貨物船。主に日本~アジア地区で就航。載貨重量1.3万トン程度

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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