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JFEスチール株式会社

風力発電用大単重厚鋼板「J-TerraPlate」の初採用について

当社は、西日本製鉄所(倉敷地区)の第7連続鋳造機で製造する風力発電用大単重厚鋼板「J-TerraPlate(ジェイテラプレート)」について、このたび洋上風力発電用の基礎構造物(モノパイル)に初採用されました。

カーボンニュートラルの動きが加速する中で、洋上風力発電はグリーンエネルギーとして大きく期待されており、今後さらなる洋上風力発電ビジネスの拡大が見込まれています。洋上風力発電には、発電機を海底に固定する「着床式」と、発電機を洋上に浮かべる「浮体式」の2種類がありますが、今回、この着床式のモノパイルに当社の風力発電用大単重厚鋼板「J-TerraPlate」が採用されました。

今後、洋上風力発電においては、発電量拡大等を目的に風車の大型化が見込まれており、風車を支えるモノパイルなどの基礎構造物も大型化が求められています。これらの基礎構造物は極厚の厚鋼板を溶接して製造するため、溶接作業負荷が高く作業効率の向上が課題となっています。この課題解決に向けて、従来よりも大きなサイズの厚鋼板を使用することで溶接作業回数を削減することができ、作業効率の向上および製造コストの削減に貢献できます。一方で、大単重厚鋼板を大量に製造・供給可能な鉄鋼メーカーは世界的にも限られており、当社では、このようなニーズに対応するため、西日本製鉄所(倉敷地区)および東日本製鉄所(京浜地区)の厚板工場にて、最大単重37トンの鋼板を大量に製造・供給する準備を進め、今回の初採用に至りました。

JFEグループは、「JFEグループ 第7次中期経営計画」および「JFEグループ 環境経営ビジョン2050」で公表の通り、主要施策の一つとして洋上風力発電ビジネスへの取り組みを掲げています。当社は、今後もグリーンエネルギーの拡大に向けた取り組みを推進することで、社会全体の脱炭素化に貢献してまいります。

 

(参考1:着床式洋上風力発電のイメージ図)

参考1:着床式洋上風力発電のイメージ図
 

(参考2:モノパイル製造における大単重材のメリット)

参考2:モノパイル製造における大単重材のメリット
 

【関連URL】

2021年5月25日 JFEグループ 環境経営ビジョン2050説明会 (資料P.40-45)

本件に関するお問い合わせは、下記にお願いいたします。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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