ニュースリリース
JFEスチール株式会社
JFE継手株式会社の株式譲渡について
JFEスチール株式会社(以下「JFEスチール」)と株式会社リケン(以下「リケン」)は、JFEスチールの連結子会社であるJFE継手株式会社(以下「JFE継手」)の株式の一部をリケンに譲渡する株式譲渡契約を締結したことをお知らせいたします。株式譲渡後のJFE継手における当社持分比率は9.994%となります。なお、本契約に基づく株式譲渡の実行は、2023年3月31日を予定しております。JFEスチールは、選択と集中に基づく効率的な経営資源の活用を図ってまいります。
JFE継手は1935年の創業以来、配管システムの専業メーカーおよびJFEグループの一員として、ユビワ印ブランドとして知られる高品質な継手製造、プレハブ配管加工等を手掛けてまいりました。しかし、国内の配管システム市場は、国内人口の減少に伴い長期的には縮小が見込まれ、JFE継手が持続的成長を実現するためには、新商品・新規需要分野の開発・開拓、最適生産体制の再構築等、抜本的施策が喫緊の課題です。
リケンは、配管機器の他、ピストンリングをはじめとした自動車・産業機械部品を製造しており、中期経営計画「PLAN2022」において非内燃機関事業の拡大を基本方針として掲げ、親和性の高い事業領域におけるポートフォリオの拡充に取り組んでいます。なかでも配管事業については、ライフラインを支える重要製品であることから中長期に相応の需要を見込んでおり、今後も新商品開発等によって潜在的に大きな成長可能性があることから、配管事業をリケングループの柱として強化拡大を志向しています。
JFEスチールは、今回の株式譲渡を通じて、JFE継手が、リケングループのリソースを活用することにより、配管機器製品および高機能鋳造製品の一層の競争力強化および新商品開発等による戦略的な事業展開が可能となり、幅広いシナジー効果と持続的な成長を実現できるものと判断いたしました。
JFEグループは、2021年度から2024年度までの第7次中期経営計画期間を創立以来の最大の変革期と捉え、強靭な経営基盤を確立し、改たなステージへ飛躍するための4年間と位置付けています。その中で、鉄鋼事業においては、強靭な事業構造への変革、カーボンニュートラルに向けた気候変動問題への対応等、経営上の重要課題の解決に向けた取り組みに経営資源をより一層集中させてまいります。選択と集中に基づく効率的な投資の実行と財務健全性の両立を図り、長期の持続的成長と企業価値の向上の実現に向けた取り組みを推進してまいります。
【JFE継手株式会社概要】
(1) 事業内容 | :ガス、水道、その他配管用継手および建築・産業機械部品の製造並びに販売、プレハブ配管加工 |
(2) 本店所在地 | :大阪府岸和田市田治米町153番地の1 |
(3) 代表者 | :寺内 琢雅 |
(4) 連結売上高(2022年3月期) | :12,469百万円 |
(5) 資本金 | :959百万円 |
(6) 従業員数(連結) | :499名 |
(7) 株主及び持ち株比率 | :JFEスチール株式会社(86.55%)、大阪瓦斯株式会社(6.06%)、 損害保険ジャパン株式会社(2.50%)、新和産業株式会社(1.56%)、 あいおいニッセイ同和損害保険株式会社(1.25%)、 古林産業機具株式会社(1.04%)、株式会社オーテック(1.04%) |
【株式会社リケン概要】
(1) 事業内容 | :自動車部品及びその他産業用部品の製造・販売等 |
(2) 本店所在地 | :東京都千代田区三番町8-1 |
(3) 代表者 | :前川 泰則 |
(4) 連結売上高(2022年3月期) | :78,372百万円 |
(5) 資本金 | :8,573百万円 |
(6) 従業員数(連結) | :4,332人 |
(7) 株主及び持ち株比率 | :日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(11.63%)、 株式会社みずほ銀行(4.86%)、 株式会社日本カストディ銀行(信託口)(4.54%)、 日本生命保険相互会社(4.29%)、株式会社第四北越銀行(3.20%)、 三井住友信託銀行株式会社(2.62%)、株式会社三菱UFJ銀行(2.55%)、 リケン柏崎持株会(2.22%)、損害保険ジャパン株式会社(1.90%)、 DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO(1.82%) |
JFEスチール(株) | 総務部広報室 | TEL 03 (3597) 3845 |