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JFEスチール株式会社

H形鋼等の建材品種5製品でSuMPO環境ラベル「エコリーフ」を取得

当社は、一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が認証するSuMPO環境ラベルプログラムの「エコリーフ」について、H形鋼・スーパーハイスレンド®H形鋼(SHH)・極厚H形鋼・建材厚板・建材コラムの5製品で取得しました。エコリーフの取得は、JFEスチールとしては缶用鋼板製品に続いて2件目となります。

「エコリーフ」は、LCA(ライフサイクルアセスメント)手法を用いて製品の全ライフサイクルステージにわたる環境情報を定量的に開示する日本生まれの環境ラベルです。第三者による審査・検証で確認された公平性、信頼性の担保されたデータが開示されることにより、お客様が使用する製品の環境負荷を定量的・客観的に評価することが可能になります。

当社が製造するH形鋼・スーパーハイスレンド®H形鋼(SHH)・極厚H形鋼・建材厚板・建材コラム等の建材用製品は、高い強度を有し、溶接性に優れ、且つ経済性に優れた鋼材で、住宅から超高層建築等の鋼構造物に幅広く利用されています。「鉄」は、何度でも何にでも生まれ変われる優れたリサイクル性を有しています。加えて、製造時の単位当たりの環境負荷については、他素材に比べて圧倒的に低く※1、持続可能な社会の実現に欠かせない素材です。今回のエコリーフで、製品が製造される際の環境影響を高い透明性をもって提示することにより、お客様に当社の製品を安心してお使いいただけるものと考えています。また、建築物の環境性能を評価するLEED認証※2システム等を通して、お客様の環境問題への取り組みにも貢献していきます。

※1 出典:JFEグループ CSR報告書2021「鉄の価値」より

 

JFEグループは、2021年5月に「JFEグループ環境経営ビジョン2050」を策定し、2050年カーボンニュートラルに向けた取り組みの一つとして、エコプロダクトによる社会全体のCO2削減貢献の拡大に取り組んでいます。当社は、自社のCO2直接排出量削減に加え、環境に配慮した高品質な鉄鋼製品を供給することで、サプライチェーン全体のサステナブルな社会の実現に貢献していきます。

 

SuMPO環境ラベルプログラム

「SuMPO環境ラベルプログラム」
https://ecoleaf-label.jp/

 

〇SuMPO環境ラベル「エコリーフ」に関する補足説明

  1. 「エコリーフ」は一般社団法人サステナブル経営推進機構(SuMPO)が運営するタイプIII環境宣言(EPD※3)で、ISO 14025:2006(環境ラベルおよび宣言-タイプIII環境宣言-原則および手順)に準拠して製品やサービスの原材料調達から廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体における環境負荷の定量的開示を行うものです。
    (一般財団法人サステナブル経営推進機構 SuMPO環境ラベルプログラム)
    https://ecoleaf-label.jp/
  2. 日本鉄鋼連盟では、この「エコリーフ」に対応した環境負荷算定ルール(PCR※4)を策定し、2019年8月に認定を受けました。このPCRはISO 20915規格、JIS Q 20915に準拠しています。鉄は極めて優れたリサイクル性を有しており、社会での製品としての寿命が終了したのちも、全量を新たな鉄鋼製品として再利用することが可能です。ISO 20915規格、JIS Q 20915はそのリサイクル効果を反映して鉄鋼製品の環境負荷を定量化する規格であり、今回当社が取得した「エコリーフ」でもこの考え方に則った環境負荷を開示しています。
    (日本鉄鋼連盟 環境負荷算定ルール策定プレスリリース)
    https://www.jisf.or.jp/news/topics/190822.html

また、欧州の建材分野のPCRを規定するEN 15804※5においては、リサイクル効果の開示が義務づけられており、今回のエコリーフでは、EN 15804に対しても一部対応したものと考えています。

 

※2: LEED(Leadership in Energy and Environmental Design)
非営利団体U. S. Green Building Councilが開発し、Green Business Certification Inc.が運用を行っている、建築等の環境性能の評価システム。

※3: EPD(Environmental Product Declaration)
ISO 14025規格で規定されているタイプIIIの環境ラベルのことで、SuMPO環境ラベル「エコリーフ」はこれに該当。

※4: PCR(Product Category Rule)
EPD/エコリーフにおける製品種別毎の環境負荷の値の算定・開示方法に関する基本ルール。鉄鋼製品については、2018年にねじ節鉄筋のPCRが策定され、2019年8月には、これを鉄鋼製品全体に拡大して、JIS Q 20915に準拠したPCRが策定された。

※5: EN 15804
欧州の建設分野のEPDに関する規格で、建材の製造時だけでなく、廃棄時やリサイクル効果の開示も原則必須となっている。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03 (3597) 3845

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