ニュースリリース
JFEスチール株式会社
当社が協賛するTOYOTA GAZOO RacingがWEC初戦で2位入賞
JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)は、2022 FIA世界耐久選手権(FIA World Endurance Championship: 以下WEC)に参戦するトヨタ自動車株式会社のレーシングチームであるTOYOTA GAZOO Racing(以下TGR)にオフィシャルパートナーとして今シーズンから協賛しています。TGRは2022年3月16~18日で開催されたWEC初戦のセブリング1000マイルレース(アメリカ)で2位に入賞しました。
WECのトップカテゴリーにハイブリッドカーGR010HYBRIDで参戦しているTGRは世界三大耐久レースの一つと言われるル・マン24時間レースの4連覇を始め、優秀な成績を収めているチームです。今後も世界各地のレースに参加予定で、日本では2022年9月9~11日に富士スピードウェイでWEC第5戦富士6時間レースが開催される予定です。
出場車両の駆動モータにおいては、昨シーズンから当社製の高ケイ素Si傾斜電磁鋼板が、モータ効率とトルクを左右する重要部材の一つであるステータに採用されています。
電磁鋼板は、ハイブリッドカーなど電動車の心臓部であるモータの鉄心素材として使用されます。モータ高効率化のためには、一般に鋼板中のケイ素量を増やし、鉄損(エネルギーロス)を低減する方法が有効ですが、その場合、磁束密度(磁化の強さ)が低下し、モータの駆動トルクが十分に得られないという難点がありました。
当社製の高ケイ素Si傾斜電磁鋼板は高磁束密度と低鉄損を両立する高機能素材であり、レースで求められるパワーと省エネを高い水準で両立できる点が評価され、採用に至りました。
車両には当社のロゴも表示されていますので、TGRの今後の活躍に是非ご注目ください。当社は今後も高品質・高機能な製品の供給を通して、より良い自動車作りに貢献すると共に、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
TGR及びWECの詳細については以下リンク先をご参照ください。
https://toyotagazooracing.com/jp/wec/
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