ニュースリリース
JFEスチール株式会社
国立大学法人東北大学
『JFEスチール×東北大学グリーンスチール共創研究所』設置について
JFEスチール株式会社(所在地:東京都千代田区、代表取締役社長:北野 嘉久、以下、「JFEスチール」)と国立大学法人東北大学(所在地:宮城県仙台市、総長:大野 英男、以下、「東北大学」)は、カーボンニュートラル時代を見据えた研究活動の推進を目的として、2022年2月1日に『JFEスチール×東北大学グリーンスチール共創研究所』(以下「共創研究所」)(※1)を設置しました。今後両者は、強固な産学連携体制のもと、企業技術者と大学研究者の部門横断的な連携を通じて、低炭素製鉄プロセスに関する共同研究をさらに加速させるとともに、新材料開発をはじめとする新規開発テーマの発掘を推進します。
JFEスチールと東北大学は、2017年に組織的連携協力協定を締結し、さらに2020年には、製鉄プロセスの高度解析技術に関する共同研究部門を設立するなど、CO2排出量削減をはじめとする重要テーマについて、共同で課題解決を目指してきました。今回新設する共創研究所では、部門横断的な運営体制を構築し、製鉄プロセス開発や材料開発をはじめとする幅広い分野で相互に連携することで、低炭素製鉄プロセスに関する課題を多角的なアプローチで解決するとともに、新規開発テーマを新たな視点から発掘することが可能となります。さらに、若手研究員の派遣を通じて、次世代の製鉄業を担う高度専門人材を育成します。
両者は、共創研究所での部門横断的な産学連携活動を通じて、カーボンニュートラルの実現に向けた研究開発や人材育成をさらに加速させることで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
(※1)共創研究所
大学内に企業との連携拠点を設けるとともに、大学の教員・知見・設備等に対する部局横断的なアクセスを可能とすることで、共同研究の企画・推進、人材育成、および大学発ベンチャーとの連携をはじめとする多様な連携活動を促進する制度。
【共創研究所の概要】
1.名称
JFEスチール×東北大学グリーンスチール共創研究所
2.目的
カーボンニュートラル時代を見据えた研究活動の推進
3.活動内容
(1)共同研究テーマの推進
・部門横断的な連携を通じて、低炭素製鉄プロセスに関する課題を多角的なアプローチで解決する。
・東北大学が有する最先端の数理解析技術をJFEスチールが実施予定の実験に活用する。
(2)新規開発テーマの発掘
・部門横断的な連携を通じて、新材料開発や新製鉄プロセス開発をはじめとする新規開発テーマの発掘を推進する。
(3)人材育成
・上記研究開発および実用化への若手研究者の積極的な参画を推進することで、次世代の製鉄業を担う高度専門人材を育成する。
4.運営体制
(1)JFEスチール
プロセス開発・材料開発・企画推進の3チームから成る共創運営チーム
(2)東北大学
プロセス開発・材料開発・企画推進の3チームから成る共創支援チーム
5.運営責任者
(1)JFEスチール
運営総括責任者:JFEスチールスチール研究所主席研究員 三木 祐司(東北大学特任教授)
(2)東北大学
運営支援責任者:東北大学大学院工学研究科教授 吉見 享祐
6.設置場所
東北大学大学院工学研究科 マテリアル・開発系 共同研究棟
7.設置期間
2022年2月から2025年3月
【写真】東北大学大学院工学研究科 マテリアル・開発系 共同研究棟
【関連URL】
東北大学とJFEスチールが「組織的連携協定」を締結
JFEスチール・東北大学 製鉄プロセスの高度解析技術に関する共同研究部門を設立
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