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JFEスチール株式会社

『ストレスリバース工法』がレクサスの1.5GPa級高張力冷延鋼板を使用した
自動車部品製造に採用
~超高張力鋼板のスプリングバック抑制成形技術を開発~

当社が開発した『ストレスリバース工法』が、「レクサスNXルーフセンターリンフォース」において、冷間プレスによる車体骨格部品の強度としては世界最高レベルとなる、1.5GPa(1470MPa)級高張力鋼板のスプリングバック抑制成形工法として採用されました。

当社は、CO2排出量削減や燃費向上を目的とした車体軽量化ニーズの高まりを踏まえ、1GPaを超える超高張力鋼板をお客様に提供してきました。一般的に鋼板のプレス成形時においては、スプリングバックとよばれる成形後に元の形に復元する現象への対処が必要になります。超高張力鋼板は車体軽量化に大きく貢献する素材であるものの、通常の鋼板に比べスプリングバックが大きくなるため、スプリングバック後に正しい部品形状となるよう金型形状をより精密に設計する必要があり、事前の金型製作には多大な時間やコストがかかっていました。

そのため、お客様においては超高張力鋼板であってもスプリングバックを抑制する成形工法に関する強いニーズがあり、それに応えるため当社は『ストレスリバース工法』を開発しました。

一般的に、プレス成形時に材料に残る応力が小さいとスプリングバックは小さくなります。今回採用された『ストレスリバース工法』は、バウシンガー効果1)とよばれる変形の方向を逆にした直後の変形応力は小さくなるという鋼板特性を活かし、プレス成形時に材料に残る応力を低減させることを特徴とする技術です。『ストレスリバース工法』は、2021年度日本塑性加工学会論文賞を受賞しており、学術的にも高く評価されています。

当社は、素材提供だけでなく、お客様の製品開発・商品性能向上を可能にするソリューションを提供するため、自動車の開発初期段階からお客様と協力し合うEVI活動(Early Vendor Involvement)を積極的に展開しています。『ストレスリバース工法』をはじめとした様々な利用技術を開発し、自動車用鋼板における独自の利用技術を『JESOLVA®』(JFE Excellent SOLution for Vehicle Application) として体系化し総合的なソリューションを提案しています。今後も自動車部品の超高張力鋼板の適用拡大に貢献し、車体性能向上や軽量化を実現することで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

1)バウシンガー効果:バウシンガー効果の説明

バウシンガー効果:バウシンガー効果の説明
 

【写真】ルーフセンターリンフォース(ストレスリバース工法採用部品)

【写真】ルーフセンターリンフォース(ストレスリバース工法採用部品)
 
【写真】ルーフセンターリンフォース(ストレスリバース工法採用部品)

※リンフォースとは
自動車骨格の強度を向上させるための補助材料

 

【写真】「レクサスNX」

【写真】「レクサスNX」

(トヨタ自動車株式会社HPより引用)
https://global.toyota/jp/newsroom/lexus/35968065.html

 
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3845

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