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ニュースリリース


JFEスチール株式会社

BHP社と製鉄プロセスの低炭素化に向けた取り組みに関する覚書を締結

当社は、世界有数の鉱物資源サプライヤーであるBHP社と、世界的に製鉄業界が直面しているCO2排出量削減という課題に共同で取り組むため、覚書を締結しました。

CO2排出量削減に有効な技術開発を促進するため、高炉法や直接還元鉄製造について、原料処理技術も含めて、豪州鉱を活用した共同研究を行います。BHP社との共同研究を通じて、製鉄業界のサプライチェーン全体でのCO2排出量を大幅に削減する革新的な技術の確立を目指します。

当社は、地球規模の気候変動問題の解決を重要なESG課題の一つと位置付けており、2030年度のCO2排出量を2013年度比で20%以上削減する目標を掲げています。長期的には、社会全体の脱炭素技術インフラの整備が進むことと合わせて、2050年以降のできるだけ早い時期に、カーボンニュートラルを実現することを目指しています。

本共同研究を通じて、当社のカーボンニュートラル実現に向けた技術開発をさらに加速させるとともに、製鉄業界のサプライチェーン全体のCO2排出量削減にも寄与していくことで、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

[JFEスチール代表取締役社長北野嘉久のコメント]

カーボンニュートラル実現に向けた研究開発において、原料処理技術は非常に重要だと認識しています。これまで当社は、原料の利用技術に関する研究や、鉱山の開発や運営など、BHP社との協力関係を強化してきました。そのBHP社と今後の製鉄業界にとって極めて重要なCO2排出量削減に向けて協力出来ることを非常に意義深いと感じています。

[BHP社Chief Commercial Officer Vandita Pantのコメント]

このJFEスチールとのパートナーシップは、両社の協力と技術力の向上を通じ、持続可能な事業活動の実現に向けて、共に取り組んでいくという姿勢の表れです。今回の技術協力は、日本が掲げる2050年までのカーボンニュートラルという目標の達成を支援するものです。

BHP社は、当社の脱炭素化への枠組みの中で明記している通り、最終的な脱炭素化を達成するためのステップとして、高炉法の改良や進歩が必要であると認識しています。実際に変化をもたらす活動に投資の焦点を当て、当社の気候変動に関する課題への取り組みや、パリ協定の目標に沿ったCO2排出量の削減に貢献するための他社とのコラボレーションを、これからも積極的に推進していきます。

 

【写真】覚書締結式の様子

【写真】覚書締結式の様子

(左) BHP社 Sales and Marketing Officer Michiel Hovers
(右) JFEスチール 常務執行役員 大門博史

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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