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JFEスチール株式会社

「世界最速を実現する調質圧延装置の開発」が
第54回機械振興賞 機械振興協会会長賞を受賞

当社が開発した「世界最速を実現する調質圧延装置」が、このたび一般財団法人機械振興協会(会長:釡 和明)から第54回機械振興賞 機械振興協会会長賞を受賞しました。 機械振興賞は、我が国機械工業における技術開発の一層の促進を図るため、優秀な研究開発およびその成果の実用化によって、機械産業技術の進歩・発展に著しく寄与したと認められる企業・大学・研究機関および研究開発担当者に対して毎年与えられるものです。当社の機械振興賞の受賞は2年連続9回目であり、2月19日に東京プリンスホテル(東京都港区)において表彰式が行われました。

 

1.受賞技術名
「世界最速を実現する調質圧延装置の開発」

 

2.受賞者

小笠原 知義 スチール研究所 サイバーフィジカルシステム研究開発部 主任研究員
青江 信一郎 スチール研究所 圧延・加工プロセス研究部 主任研究員
北村 拓也 スチール研究所 圧延・加工プロセス研究部 主任研究員
津山 裕史 西日本製鉄所(福山地区) 熱延部 熱延工場 副工場長
檀上 孝博 西日本製鉄所(福山地区) 制御部 熱延制御室 室長
 

3.開発の概要
当社は、お客様からの熱延鋼板のさらなる品質向上に対する要望に応えるため、インテリジェント制御熱延調質圧延設備(本受賞案件)を開発し、西日本製鉄所(福山地区)をはじめとして導入してきました。本設備では、サイバーフィジカルシステムのコンセプトにもとづき開発した、各種センサーデータと最適化・シミュレーション技術をリアルタイムに融合したインテリジェント制御技術により、鋼板の形状、伸び率、蛇行量などを高精度に自動制御します。これにより、鋼板全長にわたる品質向上が可能となり、さらに高品質な熱延鋼板をお客様に提供できるようになりました。また、世界最速である800m/minでの安定した圧延も可能となり、労働生産性の向上にも寄与しました。 当社は今後とも、サイバーフィジカルシステムに基づく技術開発を積極的に推進していくことで、高品質な製品の安定供給ならびに労働生産性の向上に努めてまいります。

 

【写真】(左から)北村氏、津山氏、青江氏、小笠原氏、檀上氏、当社スチール研究所長 瀬戸一洋

表彰写真

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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