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ニュースリリース


JFEスチール株式会社

全国発明表彰を6年連続で受賞
~電気機器の小型高効率化に寄与する電磁鋼板『JNSF コア®』~

この度、当社の開発した電磁鋼板(※1)であるSi傾斜磁性材料『JNSF コア®』が、令和元年度全国発明表彰(※2) 発明協会会長賞を受賞しました。また、当社社長の北野嘉久が「発明実施功績賞(※3)」を受賞しました。

当社の全国発明表彰受賞は6年連続で、JFEスチール発足以来10回目となります。6月10日(月)、ホテルオークラ東京(東京・港区)にて表彰式が行われました。

 

1.受賞件名:
「電気機器の小型高効率化に寄与する電磁鋼板の発明」

 

2.受賞者:

平谷 多津彦 スチール研究所 機能材料研究部 主任研究員
村木 峰男 JFE テクノリサーチ株式会社 営業本部 営業企画部 主幹
尾田 善彦 スチール研究所 電磁鋼板研究部 主任研究員
 

3.発明の概要:
電磁鋼板はモータや変圧器等の電気機器の鉄心材料として広く用いられており、電気機器の性能を左右するキーマテリアルです。近年、機器小型化の観点から駆動周波数の高周波化が進展しており、電磁鋼板には高周波域での鉄損(※4)の低い材料が求められるようになっています。高周波域での鉄損を低減するためには、鋼の電気抵抗を高めるSi(けい素)の添加量を増加することが有効ですが、同時に飽和磁束密度の低下を招くという課題がありました。 当社は、この課題を克服するために、CVD(化学気相蒸着)による独自の連続浸珪プロセス技術を用い、表層部のSi濃度を高く、板厚中心部のSi濃度を低くした板厚方向のSi濃度分布コントロールにより高周波鉄損を低減しました。さらに、浸珪処理前の母材成分の適正化に取り組み、浸珪処理中にSiの拡散速度が遅いオーステナイト相(γ相)となる成分とすることにより、鋼板の表層部にSiを局在化させたSi傾斜磁性材料『JNSF コア®』を開発し、より一層の高周波鉄損低減に成功しました。

 

本発明鋼は、高周波鉄損が低くかつ飽和磁束密度が高いことから電気機器の 高効率化、小型化に大きく貢献しており、主に太陽光発電用リアクトルの鉄心材料として広く使用されております。

なお、本発明鋼は、平成26年度「日本金属学会表彰 技術開発賞」、平成28年度「中国地方発明表彰 文部科学大臣賞」、平成28年度「市村産業賞 貢献賞」を受賞しております。

当社は今後も高機能・高品位な電磁鋼板の開発を通じ、電気機器の高効率化、小型化に貢献するとともに、多様化するお客様のニーズにお応えできるよう最先端の技術革新、商品開発に注力してまいります。

※『JNSF コア®』はJFE スチール(株)の登録商標です。

 

【写真】ホテルオークラでの表彰式にて
(左より)村木氏、北野社長、平谷氏、尾田氏

【写真】ホテルオークラでの表彰式にて(左より)村木氏、北野社長、平谷氏、尾田氏

(※1)電磁鋼板
鉄にSiを添加した材料であり、モータ、変圧器等の鉄心材料として広く用いられており、絶縁被膜を表面に塗布した薄鋼板が積層されて使用される。別名、けい素鋼板。

(※2)全国発明表彰:
公益社団法人発明協会(会長:野間口 有)が主催。我が国の科学技術の向上と産業の発展に寄与することを目的に、独創性に富む優れた発明を完成した者、発明の実施化及び指導、奨励、育成に貢献した者を表彰。

(※3)発明実施功績賞:
発明の実施及び奨励に関し、功績のあった者を顕彰。

(※4)鉄損
鉄心を交流で励磁した際に生じる損失。主に熱として失われる。鉄損が低いほど電気機器は高効率になる。

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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