ニュースリリース
JFEスチール株式会社
建築構造用高性能590N/mm2級冷間プレス成形角形鋼管
『PコラムG440』が高層建築物に採用
このたび、当社が株式会社セイケイと共同で開発した建築構造用高性能590N/mm2級冷間プレス成形角形鋼管『PコラムG440』が、「ダイワロイネットホテル銀座」の柱材として採用されました。『PコラムG440』が高層建築物に採用されたのは、今回で2件目となります。
『PコラムG440』の原板である「HBL®440」は東日本製鉄所京浜地区で製造しており、当社のナンバーワン先端技術であるオンライン加速冷却装置「Super-OLAC®」を活用しています。それにより、従来必要だった複数回の熱処理工程を省略し、製造工期の大幅な短縮を実現しました。また、TMCP(*)技術の適用により、低温で溶接する際に発生する割れを抑えることができます。それにより、鉄骨製作工場や施工現場で手間がかかっていた、溶接前の予熱作業が不要になりました。さらに電流・電圧やパス間温度などの溶接条件も大幅に緩和され、溶接スピードが上がるなど、溶接の施工性も大きく改善されました。
今後も当社は、『PコラムG440』などの高機能商品の開発や適用範囲拡大を推進し、高層建築物などへの採用実績を重ねながら、さらなる品質の向上およびお客様の満足度向上に努めてまいります。
- (*)TMCP:
- Thermo-Mechanical Control Process(熱加工制御)を鋼材に施す技術で、鋼材の強度や靭性の向上を狙いとして開発された。
【参考】「ダイワロイネットホテル銀座」の概要 | |
所在地 | 東京都中央区銀座1-13-15 |
建築主 | ダイワロイヤル株式会社 |
設計 | 大和ハウス工業株式会社 |
施工 | 大和ハウス工業株式会社 |
主要用途 | ホテル、事務所、飲食店、物販店舗 |
建築面積 | 1,085.99 m2 |
延床面積 | 13,385.98 m2 |
最高高さ | 46.88m |
規模 | 地下1階、地上13階 |
構造種別 | 鉄骨造一部 鉄骨鉄筋コンクリート造 |
工期 | 平成26年2月~平成27年11月 |
【写真】「ダイワロイネットホテル銀座」の外観
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JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166