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JFEスチール株式会社

東日本製鉄所(千葉地区) 西発電所4号機の稼動について

当社はこのたび、東日本製鉄所(千葉地区)において、高効率コンバインドサイクル方式(*1)の西発電所4号機を稼動させ、本日現地にて竣工式を行いました。

製鉄所では、高炉、コークス炉および転炉から発生する副生ガスを工場内にある加熱炉の燃料として再利用し、また電力の一部を賄うために発電するなど、製鉄プロセスで発生する副生エネルギーの有効活用を積極的に推進しています。

これまで、東日本製鉄所(千葉地区)では計4基の自家発電設備が稼動していました。このうち汽力発電方式(*2)の西発電所1・2号機については、1977年の運転開始以降40年近くが経過し、老朽化が進んでいたことから、このたび両設備を停止(*3)するとともに、新たに西発電所4号機を建設、稼動させました。

新たに稼動した西発電所4号機は、比較的発熱量の低い製鉄所の副生ガスと都市ガスを同時に燃焼できる国内初のガスタービンコンバインドサイクル発電方式を採用しており、発電効率は従来の1・2号機より約3割向上します。これにより省エネルギーを実現するとともに、世界規模での地球温暖化防止対策が求められるなかで、二酸化炭素の排出を低減することができます。

当社は今後も世界最高レベルのエネルギー効率を実現し、更なる省資源・省エネルギーに資する生産プロセスや商品の開発を通じて、地球環境に貢献してまいります。

(*1)高効率コンバインドサイクル方式 :ガスタービンと蒸気タービンを組み合わせた発電方式。

(*2)汽力発電方式 :蒸気の膨張力を利用した発電方式。

(*3)1号機は廃止、2号機は予備機化(通常運転は行わない)。

【設備概要】

設備 西発電所4号機
発電方式 コンバインドサイクル発電方式
出力 16.6万kW
稼動時期 2015年7月
投資額 約250億円

【東日本製鉄所(千葉地区)における自家発電設備の運転状況】

 過去  今後 稼働時期 出力 発電方式
西
1号機
-
(廃止)
1977年6月 8.3万kW 汽力
西
2号機
予備機化 1977年9月 8.3万kW 汽力
西
3号機
1984年4月 13.8万kW 汽力
西
4号機
-
(稼動)
2015年7月 16.6万kW コンバインド
サイクル
1987年12月 14.9万kW コンバインド
サイクル

ボタンを押す北野所長

西発電所写真

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)東日本製鉄所(千葉地区)総務部総務室 TEL 043 (262)2026

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