2023年10月19日
関西電力株式会社
JFEスチール株式会社

関西電力とJFEスチールによるCCS事業の共同検討・調査に関する覚書締結

関西電力株式会社（以下、「関西電力」）とJFEスチール株式会社（以下、「JFE」）は本日、CCS^※事業のコストおよび技術的要件等の共同検討・調査に関する覚書を締結しました。

覚書に基づき、関西電力の火力発電所およびJFEの製鉄所で排出されるCO₂を回収・液化・貯蔵したのち、国内外の枯渇油ガス田・帯水層などの貯留地まで船舶輸送し、地下貯留する事業について両社で検討・調査を行います。

この取り組みにより、CCS事業において必要な技術やコスト等に関する諸課題を整理することで事業の実現性を評価し、カーボンニュートラル社会の実現に向けて、検討を加速していきます。

本覚書の概要

＜目的＞
両社の所有する事業所（火力発電所・製鉄所）から排出されるCO₂の分離・回収・輸送・貯留に関する事業について共同検討・調査を実施することで、コストおよび必要な技術などの諸課題を整理しつつ、事業の実現性を明らかにすることを目指すもの。

＜各社の主な役割＞
・火力発電所でのCO₂の回収、液化、一時貯蔵、荷積みに関する技術的要件、コスト等の検討（関西電力）
・製鉄所でのCO₂の回収、液化、一時貯蔵、荷積みに関する技術的要件、コスト等の検討（JFE）
・CO₂の船舶輸送、地下貯留に関する技術的要件、コスト等の検討（両社）

＜CO₂の回収～貯留に関する検討・調査のイメージ図＞