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JFEスチール株式会社

大規模一貫製鉄所初の基幹システムオープン環境への移行
~西日本製鉄所(倉敷地区)におけるDX推進~

当社はこのたび、JFEシステムズ株式会社(本社:東京都港区、社長:大木哲夫)およびアクセンチュア株式会社(本社:東京都港区、社長:江川昌史)の支援のもと、西日本製鉄所(倉敷地区) 基幹システムの形鋼品種領域をオープン環境に完全移行しました。高炉を保有し24時間連続操業している大規模製鉄所、かつ国産メインフレーム(富士通社製)のシステムリフレッシュの完了は当社として初です。

当社は、各製鉄所・製造所の基幹システム刷新を推進し、当社次期中期経営計画期間中(2025年~)の全社完全オープン化を目指しており、これまでに本社基幹システムおよび仙台製造所のオープン化を完了しました。今回実施した倉敷地区のような大規模一貫製鉄所では、原料の荷揚げ・貯蔵から製銑、製鋼、圧延などの製造工程を経て、最終製品として出荷するまでの一連の多くの設備が広大な敷地に配置されています。各工程のシステムも適宜連携しており、特に上工程の操業安定性のために、システム停止においても各工程での長時間停止は避け、限られた時間内での本番移行が必要となります。本件の完了範囲は、倉敷地区基幹システム規模の約1割に相当し、引き続き製鉄所全体のシステムリフレッシュを推進します。

カーボンニュートラルに向けた取り組みが世界的に進む中、倉敷地区においては電磁鋼板の能力増強に着手し、大型電炉の導入を検討するなど、GXに取り組んでいます。倉敷地区内でのシステムリフレッシュにより最新のシステム環境でのDX・GXを推進し、製造基盤の強化と2030年度CO2削減目標▽30%以上の達成に向けて取り組みます。さらに、お客様ニーズや環境変化に対して、これまで以上にスピーディーかつ柔軟に対応してまいります。

今後とも、順次各製鉄所・製造所の基幹システム刷新を進め、革新的な生産性向上および安定操業の実現を目指し、豊富に蓄積したデータ資産を最新のデータサイエンス・AI等を通じて積極的に活用していくことで、企業価値のさらなる向上に努めてまいります。

 

<倉敷地区形鋼システムリフレッシュ概要>

着工 :2020年10月
完工 :2023年 5月
従来システム :プログラミング言語 COBOL
 システム規模 500万STEP以上
 

圧延中のハット形鋼矢板

圧延中のハット形鋼矢板

 

【関連URL】

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アクセンチュア株式会社HP

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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