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ニュースリリース


JFEスチール株式会社
JFEシビル株式会社

建築構造向け制振デバイス「JFEの制振壁」の評定取得

JFEスチール株式会社(以下、JFEスチール)およびJFEシビル株式会社(以下、JFEシビル)は、このたび「JFEの制振壁」の構造安全性とその設計法について一般財団法人日本建築センターの評定を取得しました。これにより、今後より多くの建築構造設計者の皆様に安心して本商品を採用していただくことができます。

「JFEの制振壁」は、JFEスチールの開発した鋼材を使用し、JFEシビルが製造・販売を行っている制振デバイスで、JFEスチールの建築構造用低降伏点鋼材(*)を地震エネルギーを吸収する鋼板パネルとして用い、鋼板パネルを適切にリブ補強することで地震時にパネル全体が安定的に地震エネルギーを吸収することができます。本制振壁を適用することにより、巨大地震や長周期地震動に対する超高層建築をはじめとする建築物の被害を抑制することが可能となります。

今回、JFEスチールとJFEシビルは共同で、この制振壁について地震の繰返し荷重に対する疲労性能を明確にし、制振壁の構造安全性とその設計法が妥当であることの評定を日本建築センターから2016年3月に取得しました。この評定により、多くの建築構造設計者の皆様に安心して採用していただくことができます。

両社は、これまでにもブレースタイプや間柱タイプの制振デバイスの評定を取得しており、今回の制振壁を加えることで、建築構造設計者が利用できる制振デバイスのメニューがより一層充実することになります。

JFEスチールとJFEシビルは、今後も、皆様の安心・安全のための鉄鋼商品利用技術の開発と普及に努めてまいります。

(*) 建築構造用低降伏点鋼材:鉄骨造の柱や梁などの主要構造部材に使用される鋼材よりも降伏点が低く、伸び性能が優れた鋼材です。地震時に柱や梁よりも早期に降伏することで、地震エネルギーを吸収し、建築物の揺れや部材の損傷を抑えるダンパー用鋼材として利用されています。

 

【図】制振壁のイメージ図

 

【図】制振壁のイメージ図

 
本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3166
JFEシビル(株) デバイス営業部 TEL 03(3864)5845

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