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ニュースリリース


JFEスチール株式会社

JFEスチール社長賞ならびに新商品開発賞について

当社は、2015年のJFEスチール社長賞および新商品開発賞を決定し、11月30日に表彰式を行いました。受賞内容は以下の通りです。

1. 社長賞:
 
最優秀賞:1件
・高級電磁鋼板の性能向上と収益改善
 
電磁鋼板における高性能商品を開発しました。電磁鋼板に対し、国内のトップランナー規制や欧州のエコデザイン規制に代表されるように、配電・電力用トランスの効率規制による低鉄損化のニーズが高まっています。当開発材は、国内外のお客様からトランスのエネルギー効率と騒音の面で高評価をいただき、高性能商品の販売比率向上とブランド力向上に寄与しました。また、製造・販売部門が一体となり、お客様毎の商流課題を改善することにより、当社の収益向上にも貢献しました。
 
優秀賞:4件(詳細は省略)
 
2. 新商品開発賞:
 
(1)金賞:1件
・高耐食性ステンレス・シームレス油井管「UHP®-17CR-110」
 
天然ガス・石油を生産する際に用いる、油井管向けのシームレス鋼管です。クロム(Cr)を17%含有し、その他合金元素をバランスよく添加することによって、新たに合金設計されたステンレス鋼管で、110ksi級(758MPa~896MPa範囲)の強度を有しています。従来、二相系ステンレス鋼管(以下、「二相鋼」)がターゲットとしていた市場に対抗した新材料です。主な特長は、以下の通りです。
世界初の三相系ステンレス鋼管で、主相にマルテンサイト、二番目に多い相としてフェライト、およびオーステナイトをバランスさせています。深井戸化、難環境化傾向が著しい大規模油田、ガス田開発に耐えうる耐食性を有します。
従来の二相鋼が苦手としていた高温の使用温度域において、材料強度の低下が少なく、高強度を維持できます。
土壌由来の成分が管内壁に堆積して油井管が閉塞することを解消するために、定期的に強酸で管を洗浄します。その際、二相鋼は著しい腐食を生じますが、『JFE-UHP®-17CR-110』は良好な耐酸処理性を有します。
二相鋼と比較して、1/2~1/3程度の短納期での材料提供が可能です。

【写真:製造中の『JFE-UHP®-17CR-110』】

製造中の『JFE-UHP®-17CR-110』

(2)銀賞:2件 詳細省略

(3)銅賞:7件 詳細省略

【写真:柿木社長(中央)と受賞者たち】

柿木社長(中央)と受賞者たち

 
(ご参考) JFEスチールの表彰制度概要
技術分野及び業務改革等において会社経営に貢献した顕著な成果に対し表彰を行なうもので、(1)案件の内容に応じて「技術表彰」、「功績表彰」、「グループ表彰」に分類表彰され、主にそれらの中から特に優れたものを表彰する『JFEスチール社長賞』と、(2)オンリーワン・ナンバーワン商品の拡大に向けた『新商品開発賞』の、2つの賞から構成されます。 表彰制度の概要は、以下の通りです。

JFEスチールの表彰制度概要

本件に関するお問い合わせは、下記にお願い致します。
JFEスチール(株) 総務部広報室 TEL 03(3597)3166

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