2012年11月05日
  • JFEスチール株式会社

省資源型高耐食ステンレス鋼『JFE443CT』が
ステンレス鋼で初めて耐食性に関する建設技術審査証明を取得

当社クロム系ステンレス鋼の主力商品である高耐食ステンレス鋼『JFE443CT』は、このたび、ステンレス鋼としては初めて一般財団法人日本建築センターの耐食性に関する建設技術審査証明を取得しました。一般に広く流通している「SUS304」と同等以上の耐食性が認定されたことで、『JFE443CT』が「SUS304」の代替鋼として建設分野でも安心して利用できるようになりました。

『JFE443CT』は、希少元素であるニッケルやモリブデンを無添加としたうえで、21%のクロムと微量の銅を含有し、炭素などの不純物元素を低減した、省資源と高耐食を両立させたクロム系ステンレス鋼です。2005年に当社が世界に先駆けて開発し、希少金属の需給逼迫による鋼材原料の入手難や価格高騰下でも、高耐食ステンレス鋼を安定的に供給することで社会に貢献してきました。2010年には、日本工業規格(JIS規格)を取得(「SUS443J1」)しています。

今回の建設技術審査証明は、『JFE443CT』が同じ表面仕上げの「SUS304」と同等以上の耐食性を有することを認定したものです。腐食環境の厳しい沖縄において5年間放置し耐食性を評価する長期暴露試験を行い、外観および侵食深さについて詳細調査した結果、2B仕上げ(*)では、「SUS304」の侵食深さが39.5μmであったのに対して、『JFE443CT』では32.8μmに留まり、『JFE443CT』が同じ表面仕上げにおいて「SUS304」と同等以上の耐食性を有することが証明されました。

現在すでに、屋根・壁・床材、エントランス、建具、フェンス、樋、換気口・ダクト、昇降機、流し台、物置、郵便受け、配電盤、消火栓箱など、建材分野において幅広い用途で適用されており、今回の建設技術審査証明取得によって、より安心して「SUS304」代替鋼として利用できると考えております。

当社は今後も、『JFE443CT』の加工性など特性の改善を進め、建築分野、産業機械分野をはじめとする様々な分野での需要拡大を図ってまいります。

(*) 2B仕上げ : JIS規格に規定されている仕上げ方法で、冷間圧延-大気開放下での熱処理-酸洗処理-調質圧延(スキンパス圧延)を行った仕上げ。

 

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JFEスチール(株)総務部広報室 TEL 03 (3597) 3166