
統括
30歳で入社後、
自分でも驚くほどの
キャリアを歩む
所属:電磁部 電磁工場 最終焼鈍グループ
前職:清掃業

キャリアモデル
統括
30歳で入社後、
自分でも驚くほどの
キャリアを歩む
所属:電磁部 電磁工場 最終焼鈍グループ
前職:清掃業
まったくの異業種から転職し、
電磁工場のオペレーターに
配属
電磁部 電磁工場 最終焼鈍グループ 8AL
役職
オペレーター
業務内容
方向性電磁鋼板の焼鈍工程の仕上げ・品質検査
前職は清掃業。熱意を持って10年近く取り組んでいましたが、子どもが生まれ、将来を見据えたときに待遇面で不安に。家族のことも考えてJFEスチールへの転職を決意しました。
入社後は電磁工場に配属となり、変圧器などに使用される方向性電磁鋼板の最終焼鈍グループに。熱を加えて電磁鋼板の特性を出やすくする工程を焼鈍と言い、私はその仕上げや品質検査を担うラインのオペレーターとなりました。最初は仕事や専門用語を覚えるのに必死でしたが、次第に担える業務が増えてくるのがやりがいになっていました。当時の作業長が「よくがんばっているね」と声をかけてくれて、自分の努力をしっかり見てもらえているのが嬉しかったですね。
無方向性電磁鋼板の
新ライン立ち上げに参加
配属
電磁部 電磁工場 焼鈍グループ NAL
役職
オペレーター
業務内容
ライン立ち上げ/
無方向性電磁鋼板の焼鈍工程の仕上げ・品質検査
ハイブリッドカーのモーターなどに使用される無方向性電磁鋼板の製造を行うグループへ異動に。焼鈍の最終工程を行うNALというラインの立ち上げや試運転から加わり、トラブルもたくさんあるなかで試行錯誤を繰り返し、毎日のように新たな知識や経験を得ることができました。
良い上司と仲間に恵まれ、みんなで「こういうラインにしたいね」とNALの将来像について理想やアイデアを出し合ったこの時期は、本当に充実していました。自分が日々成長しているのも実感できて、このときの経験がキャリアの大きなターニングポイントになったと感じます。
NALのリーダーとなり、
マネジメントを担う立場に
配属
電磁部 電磁工場 焼鈍グループ NAL
役職
リーダー
業務内容
4組3交替 組の責任者
3人の組のリーダーに。もちろん嬉しい気持ちもありましたが、最初の1年くらいはとにかく不安でした。まだ入社して6年目でしたし、NALを担当してからも3年目だったので……。
ただ、挑戦する姿勢を大切にしていたので、リーダーというポジションにも前向きに取り組みました。組のメンバーにも「やってみたいと思ったことは、失敗を恐れずやってみよう」と伝え、作業の効率化などに向け、さまざまな試みに挑戦しました。リーダーとなって自分の裁量で挑戦できる範囲が広がったことを嬉しく感じていました。
NALの作業長に。
ライン全体の責任者へ
配属
電磁部 電磁工場 焼鈍グループ NAL
役職
作業長
業務内容
4組12名のグループの責任者
NALの操業を担っている4組12名をまとめる作業長に。辞令が出たときには「自分でいいの?」と驚きました。作業長となると大きな裁量を持ってラインの改善活動に取り組めるようになり、電磁工場全体の運営も考える立場になりました。オペレーターとして作業できないのは寂しかったのですが(笑)、みんなが前向きに仕事に取り組める雰囲気づくりやリーダーの育成など、新たなやりがいを感じていましたね。
また、作業長を務めていたこの時期に、改善活動の成果を発表するJ1全社大会で優秀賞をいただきました。私たちが発表したのは、無方向性電磁鋼板の品質を高めるための改善活動。アメリカで活動内容を発表する機会もいただき、とても良い経験になりました。
電磁部の工場における
安全対策を推進
配属
電磁部 安全専任
役職
安全対策担当
業務内容
安全パトロール、安全対策など
2つの工場の安全対策を担うポジションに。約400名の安全を守る責任は大きく、安全対策について口酸っぱく注意する立場でもあるため、異動となった当初は正直気が重かったですね……(笑)。
安全専任の主な業務は、工場内のパトロールや安全対策活動の推進。新たな保護具の導入などの対策を進めました。この安全専任は約1年間しか務めなかったのですが、このときにJFEスチールの安全規定について改めてしっかり学べた経験は、今の業務にも大いに活きていると感じます。
最終焼鈍グループの統括に。
グループ全体のマネジメント
を担う
配属
電磁部 電磁工場 最終焼鈍グループ
役職
統括
業務内容
最終焼鈍グループの責任者
61名が在籍し、4つの製造ラインを動かす最終焼鈍グループの統括に。グループ全体の安全対策から品質管理、人材育成などの責任者を担い、他部署との調整も行っています。グループ内では日々さまざまな問題や課題が発生し、それらを解決していく立場なので大変ではありますが、みんなで課題を解決できたときには達成感があります。また、業務改善のために大きな投資も行える立場になったので、そうした面でもさらにやりがいを感じるようになりました。
現在は、各部の統括が集まり、安全対策や人材育成について協議する統括サミット会の副会長も務めています。この統括サミット会では、例えば発電所の安全対策を視察したり、所長や人事部と意見交換をしたり、さまざまな経験ができます。こうした経験から学んだことも、グループ内のメンバーに伝え、人材育成に貢献していきたいと思っています。
インドでライン建設・立ち上げに関わり、海外事業にも貢献していきたい
JFEスチールは、インド第2位の製鉄会社であるJSWスチールと、方向性電磁鋼板の製造・販売を行う合弁会社を2023年に設立しました。インドでの方向性電磁鋼板のマーケット拡大に合わせ、新たな製造設備の建設を予定しています。そこでぜひ私も、新ラインの建設・立ち上げに関わりたいと思っています。 実は以前にJSWスチールのライン建設をJFEスチールが支援した際にも、インドに出向したいと手を挙げたのですが……そのときは他の人が選ばれて(笑)。いつか私も、これまでに培った技術や知見を活かして海外での事業に貢献したいです。