技術系
設備技術
(海外駐在)

生産の要である
新工場の建設を担う

森山 寛樹
2009年入社
工学研究科修了
HIROKI MORIYAMA

Profile

福山工場勤務の頃、森山は先輩からこう言われたという。「行く手に障害物があるなら、避けて通ればいいものを、君は小石が落ちているだけで立ち止まってじっくり考えこんでしまう」と。つまりそれは、森山の「スピード感」に対する指摘だ。仕事を進めるうえで、ときには立ち止まって考えることは必要だ。だが、その姿勢が過ぎると、今度は仕事が前に進まない…。森山はまさに「痛いところをつかれた」と感じたという。学生時代から慎重なタイプだった。一人で考え込むことにストレスはなかった。もちろん慎重さが備わっていることが悪いわけではない。大切なことは「バランス」だということを、先輩は森山に理解してもらいたいと願ったのだ。持ち前の「慎重さ」と「スピード感」という「突破力」この二つをどう仕事で表現していくのか。森山は海外駐在というきっかけを得て、そのことが体現できつつある予感を感じている。初めての海外駐在、新工場建設という重圧を乗り越えて森山は、エンジニアとしてもまた一人の人間としても確実に大きくなってきている。

私の仕事

My role
生産の要である新工場の建設を担う

インドネシア着任後は、新工場建設のために天井クレーンの据付・不具合対応のほか、水処理設備や窒素・水素・蒸気・圧縮空気等の各種ユーティリティ供給設備の据付・試運転・配管工事などを担当しました。赴任前は、福山設備部で冷延表面処理エリアの設備新設・改造・老朽更新を担当してきましたが、インドネシアで担当した設備は、全く未経験のものばかりでした。設備図面を見て、自分なりに問題点を抽出したり、メーカーの人や国内外の担当者に教えてもらったりしながら、なんとか乗り切ることができました。苦労した点の一つは進捗管理です。新工場だけに、建設が遅れてしまえば、その後の経営計画に大きな影響が出てしまいます。期待してくれているお客様にも迷惑がかかります。とはいえ、実際に建設工事を行うのはインドネシア人の施工者達です。工事の進捗の意味を理解してもらうとともに、安全についての意識も正しく理解してもらうことが大変でした。もし事故が起きてしまったら、取り返しのつかない損失が出てしまいます。国が違えば、文化も捉え方も違います。しかし私たちは日本での安全基準をもとに動きますから、ローカルスタッフにも日本基準を植え付けていかなければなりません。ときには意思疎通がうまくいかず、施工者にヘルメットを投げられる場面もありました。設備建設という多くの人が関わる仕事では、コミュニケーションが大切であること。そしていくら反発があったとしても、譲れないことは粘り強く理解してもらうことが重要だとあらためて感じています。

醍醐味、やりがい

Real thrill
仕事への取り組み方が、
受動的から能動的に

今回、私は新工場の周辺設備の担当ではあったものの、「本丸」といえるCGL設備(連続溶融亜鉛鍍金ライン)は、国内外での経験豊富な入社35年以上の大ベテランの担当でした。
私からすれば大先輩にあたる人の仕事を間近に見ることができ、かつさまざまなアドバイスをもらう機会があったことは、とても大きな財産です。「海外案件では、こうした点に注意が必要」あるいは「ローカルスタッフを動かすためには、こういう言い方をしなければいけない」など、経験に裏打ちされたアドバイスは本当に役立ちました。あらためてJFEスチールの歴史の重み、人材の層の厚さを感じました。

日本にいれば、周囲の人がいろいろとフォローをしてくれるでしょう。しかし海外では人数が少ない分、一人ひとりが経験の有無に関わらず、与えられたミッションに対して責任を持って取り組まなければなりません。その意味では、仕事への向き合い方は確実に変わりました。国内にいる頃はどちらかといえば受動的だった自分が、能動的に動くことができるようになった。海外駐在を通じて、こうした変化を実感することができたことは、この先の成長のためのとてもいいきっかけになりました。

JFEスチールに決めたワケ

Reason
幼い頃から鉄鋼業界への憧れが
その想いを貫いた就職活動

祖母の家が千葉工場の近くにあり、幼い頃からJFEスチール(当時は川崎製鉄)はとても身近な存在でした。小学生の頃製鉄所を見学する機会があり、「こんな工場で働くことができたら、かっこいいな」と感じたことが、その後の進路にも大きな影響をもたらしました。高校時代から将来は鉄鋼業界かなと、感じていたほどですから。大学、大学院では、材料を専攻。研究室の先輩も多くは鉄鋼メーカーに行っていて、本当に自然な流れで、私も鉄鋼メーカーを意識しました。JFEスチールを選んだのは、年次に関わらず仕事を任せてくれる土壌があるということに魅力を感じたことですね。それと、「業界ナンバーワン」ではないというポジションも私には良かった。社員の声からチャレンジャーとして「上を目指す雰囲気」が感じられたことも入社の決め手になったからです。

JFEスチールのここが好き!

Like
年次にかかわらず
責任のある仕事が任される

就職活動の際、「JFEスチールでは若いうちから、大きな仕事を任せてもらえる。その分大変だけど達成感は大きい」という話を聞き、せっかく仕事をするのならやりがいのある仕事がしたいと素直に感じたことを覚えています。入社後、以前聞いた言葉が事実だったことが心からよくわかりました。設備担当としていろいろな工事を担当し、ときには挫けそうになることもありましたが、その都度味わう達成感が確実に成長を後押ししてくれたと感じています。自分の選択は間違っていなかったと実感しています。そして入社6年目には、インドネシアでの新工場建設という大きな舞台を用意されました。「JFEスチールのここが好き」という問いには、間違いなく「年次に関わらず、責任のある仕事を任せてくれる文化があること」だと答えます。

オフはどうしてる?

Private
週末は子供中心、時々ゴルフを

インドネシアには家族で赴任しています。まだ子供が小さいので休日はリトミック教室に連れて行ったり、プールで遊んだり、動物園や水族館に行ったりと、子供中心の週末です(笑)。家族で海外生活をするという貴重な経験をしっかりと味わっておきたいと思っています。日本にいた頃は、休日といえば草野球でしたが、今は着任後にはじめたゴルフを月に数回楽しんでいます。職場での飲み会も月1回は開催され、日頃のうっぷんを晴らすように激しく飲む人もいて(笑)、普段は言えないことも酔った勢いで言ってしまったりする、なかなか楽しい飲み会です(笑)。

就活中の学生へ

Message
自分に合う会社を探しだし、
納得感を持って入社を決める

就職活動の先輩としては、いろいろな会社の人と話をして、自分に合う会社を探しだし、納得感を持って入社を決めることが大切だと言いたいです。納得感があれば、多少のことでは折れることなく頑張れる。一度入社した会社を、やりがいを感じる前に、また、仕事の楽しさを味わう前に辞めてしまうことこそ、本人にも周囲にも残念なことはありません。自分にとっての納得感を大切にしてください。そして仕事を任せてもらえて、成長を促してもらえる風土がある会社と出会ってください。

キャリアステップ

Career

※ 所属や名称などの情報は取材時のものです