事務系
原料購買

原料を絶対に切らさない
一方で、輸送コストも管理

中島 俊太郎
2008年入社
文学部卒
SHUNTARO NAKAJIMA

Profile

将来は原料購買のスペシャリストになりたいと語る中島。鉄鉱石で長くキャリアを積みたいという思いもある一方で、同じ原料部内で扱う石炭や合金鉄といった他の品種への興味もあるという。また原料部では、各原料の需給管理の他、サプライヤーとの契約交渉や鉱山権益の投資管理、傭船契約などさまざまな業務がある。この先、中島がどのような道を歩いていくのか。まさに中島自身がワクワクしているところだという。

私の仕事

My role
原料を絶対に切らさない
その一方で輸送コストも管理する

私が所属する原料部門は、鉄の原料であるさまざまな鉱石等の調達を担う部署です。私が所属する第1原料部 鉱石室では主に鉄鉱石を扱っています。第2原料部では石炭や合金鉄、スクラップ等の購買を担当しています。私の仕事は、JFEスチール全体の年間生産計画をもとに、どのように鉄鉱石を買い付け、どのような配船計画で各工場に配分するか。その計画を立案し、実行に移すことです。関わりのある部署は、各製鉄所の製銑部門や鉄鉱石の事前処理を担うフィリピンのグループ会社。社外では原料購買の間に入る商社や船会社、さらには鉄鉱石サプライヤーの出荷担当者などで、国内外にいます。鉄鉱石は全量を海外から輸入しており、仕入先はオーストラリア、ブラジル、インド等、多岐にわたります。これらの国から大型船で国内へ輸送するのです。メーカーである以上、原料在庫を切らすことは絶対にできません。需給への責任を強く感じる一方、コスト管理も重要なミッションです。ただ単に原料を切らさないという観点だけで仕事をとらえるなら、とにかく早め早めに各製鉄所に鉄鉱石を納入することだけを考えればいい。しかしそれでは輸送コストがかさんでしまいます。たとえばある船がオーストラリアから鉄鉱石を積んで製鉄所に帰ってきたとします。しかし製鉄所の原料船荷役岸壁は既に予定が埋まっていて、結果として一週間停泊しなければならない。するとただ船積みを待つだけでも1週間分の滞船料が発生します。鉄鉱石を輸送する船は17万トンや20万トンといった大型船になるだけに滞船料は莫大な金額となるのです。適切な原料供給を意識する一方で、最適な配船計画という海運の知識や経験を基にしたコスト管理も同時に行う。それが私の仕事です。

醍醐味、やりがい

Real thrill
トラブルが発生したら、
次の手を打つ
次なる一手を読めるかどうかが重要に

以前、ある先輩から「需給・配船の仕事は将棋のようなものだ」と言われたことがあります。常に次の局面を予測し、打つべき手をどれだけ豊かにイメージできるかが鍵になる仕事だからです。私の仕事は、製鉄所の操業変更やサプライヤーのトラブル、あるいは日本近海の台風や海外でのサイクロンによる航海の遅れ等、計画外の事態に左右されます。常に3か月先までの計画を動かしていますが、たとえばある地域でサイクロンが発生し、悪天候により輸送に大幅な遅れが生じることは決して珍しいことではありません。このように予期せぬ自然災害が相手になるだけに、私たちには事前にあらゆるリスクを織り込んだ計画を立てるというよりも、もしこの船が遅れたらこういう手を打つ、という二の手、三の手を事前に練り込むことが大切になるのです。その意味で、かつて先輩から言われた将棋のたとえは言い得て妙だと感じています。もちろん私一人の力ではどうにもなりません。製鉄所やサプライヤー、船会社などさまざまな人と調整し先手を打てたときは、安堵感とともに大きな手応えを感じます。

JFEスチールに決めたワケ

Reason
素材メーカーの裾野の広さ
そしてJFEスチールの人の魅力

たまたま私の親族には公務員や教師が多く、民間企業で働く人が身近にいませんでした。そのせいか就活当初は自分のなかで就職のイメージがなかなか掴めなかったことを覚えています。だからまず学内の合同企業説明会に参加することからはじめました。その中で素材メーカーの存在を知ったことが、私の中で就活を加速させました。素材メーカーは、産業のさまざまな分野で活用されているという裾野の広さに興味を覚えたのです。素材メーカーといっても鉄鋼、化学、ガラスなど扱う製品は多様です。そのなかで鉄鋼に魅力を感じたのは、鉄という素材が製造業を広く支え、今なお進化を続ける素材であること。また製鉄所のスケールの大きさに圧倒されたことが一番の理由です。なかでもJFEスチールは、多くの社員と話をする機会があり、ここならオープンな議論ができる社風だと感じたことが自分の心を決める決め手となりました。

JFEスチールのここが好き!

Like
若手のうちから責任のある仕事を
それこそがJFEスチールらしさ

鉱石室が1年間に輸入する鉄鉱石は4千万トン以上。あまりにも大きな数字であるため、あまりピンと来ないかもしれません。私は入社6年目で現在の鉱石室に異動になりましたが、若手のうちからこれだけ責任の重い業務を上司からの指示だけではなく、自分で考え決めていくことができることに驚きを感じるとともに、これこそがこの会社らしさだと思いました。異動後約3年が過ぎましたが、異動当初の私はまだ知識も経験も乏しく、今思えば、どうやって仕事をこなしていたのか不思議なくらいです。だからこそ私を粘り強くサポートし、育んでくれたチームには大きな感謝をしています。就活時の印象のように、ここなら上下関係にとらわれることなくオープンに話をすることができる。その空気感こそがJFEスチールらしさであり、私の「好きなところ」でもあります。

オフはどうしてる?

Private
休日は家族とともに

もうすぐ3歳になる子供がいるので、休日は家族と過ごすことが中心になりますが、それがなによりの楽しみでもあります。映画を観たり本を読んだりなど、趣味に費やす時間も大切にしています。海外のエンタメ系小説から、歴史、経済などジャンルには特にこだわりはありません。

就活中の学生へ

Message
就活はいろいろな業界や
企業を知る最良の機会

就活は決して楽しいことばかりではありませんが、前向きに楽しむこと。私自身は就活を通じて、世の中に対しての知識が増えていくことがとても面白かったことを覚えています。「こんな会社があるんだ」「こんな仕事は知らなかった」など、とてもいい社会勉強だったと思っています。さまざまな企業の工場見学などもいい刺激になりました。社会人になると、業務上の関わりが薄い業界の人の話を聞いたり、他社の工場を見る機会などは一気に減りますからね。自分の知識の幅を拡げる意味でも、就活をぜひ前向きに楽しんでください。

キャリアステップ

Career

※ 所属や名称などの情報は取材時のものです