JFE MOTHER
interview

子育ても仕事も頑張る
ママにインタビュー

鈴木 慶
海外営業
2010年入社 外国語学部卒
KEI SUZUKI

Profile

出産を経験し、1年間の育児休暇を経て復職した鈴木は、「子供がいることで、できなくなることは何だろう」と考えたという。彼女には、お客様へ成果を示すことができる仕事や、新市場への挑戦、さらには海外勤務という「夢」がある。しかし、鈴木はこうした「夢」を「子供がいるために諦める」とは考えていない。そもそも自身のなかに「制限」を設けたくないと考えているのだ。もちろん組織である以上、常に本人の希望どおりの仕事が用意されているわけではない。だが、この先の長いキャリアを考えたときに、「できないと思い込む」ことだけはしたくないと考えている。鈴木のような「ママ」が、自身のキャリアを伸び伸びと考えることができることこそが、JFEスチールのカルチャーの一つだといえるはずだ。

JFEスチール入社のきっかけ

新興国の経済発展に資する。
その醍醐味が志望動機に

今思えば学生時代にポルトガル語を専攻したことが、私と鉄鋼業界との運命的な出会いにつながったのかもしれません。ブラジルという地に興味があったわけではないのですが、母親の友人から「ポルトガル語がわかると、いろいろな言語が理解しやすくなる」というアドバイスを受けポルトガル語を専攻。学生時代は言語とともにブラジル経済についても学び、そのことが日本の鉄鋼業界へ目を向けるきっかけとなったのです。1950年代のブラジルの鉄鋼業創生期には日本が技術供与を行っていました。鉱山の開発に日本が携わったことから関係が始まり、現在も多くの原材料を輸入しています。つまりブラジルの経済発展に日本の鉄鋼業界はきわめて大きな貢献をしてきたのです。これから成長する国に、仕事を通じて貢献する。その醍醐味を味わいたいと思い、鉄鋼業界、そしてJFEスチールを志望しました。

私の仕事

JFEスチールのグローバル戦略を
牽引し、下支えする

入社後、3年半は倉敷地区で電磁鋼板の生産管理を担当。その後、結婚・妊娠・育休期間を経て、現在所属する東京本社の営業総括部輸出総括室へと異動となりました。輸出総括室の役割は、簡単に説明するなら海外事務所の支援や新しい海外事業を検討するというもの。輸出総括室単体で動くことばかりではなく、社内のグローバル戦略を担うさまざまな部署と連携しながら、海外戦略を考え実行に移していきます。また、海外事務所情報の把握・社内への展開や、海外の現地スタッフへの教育研修などJFEスチールが確かなグローバル戦略を遂行できるようにすることが私たちの重要なミッションです。自分が関わったプロジェクトが大きく育っていく。そしてそのことが社内ばかりではなく海外現地の発展につながる。これが仕事のやりがいであり、大きな手応えにつながっています。

出産、そして育休取得

専門的なスキルがあれば、
ブランクがあっても頑張れる

就活時に、ある女性の先輩に「どうしてそんなにバリバリ働けるのですか?」と質問したことがあります。その人は、女性社員として育休・復職も経験し、子育てをしながら仕事に取り組んでいました。そのときの答えは「仕事を通じて専門的なスキルを身に付けることができれば、育休期間という『ブランク』があっても頑張っていける」というもの。今思うと学生時代の私が正しく理解できた言葉ではありませんでしたが、“子供がいても働き続ける”という選択肢があることは理解できました。

入社後の私は漠然と30代半ばで結婚して出産するのだろうと考えていました。しかし社会人として仕事をはじめてみると、30代半ばはいちばん仕事が面白くなる時期であることも見えてきました。「自分の人生設計をどうしたらいいのか」と模索していた入社3年目に結婚。4年目で妊娠がわかりました。そのときにあらためて就活時の先輩の言葉を思い浮かべました。一時的なキャリアのブランクがあっても、専門的なスキルを身に付けられれば、この先また頑張れる。社内を見渡せば、子育てをしている社員は珍しい存在ではありません。そうした社内の雰囲気も「ブランク」に踏み出す意志を後押ししました。

女性としてJFEスチールで
はたらくということ

子育てを理解してくれる
仲間がいる安心感

1年間の育児休暇を終えた私は、現在の輸出総括室へと異動が決まりました。子供がいることでの制約を設けたくないという思いから時短勤務は選択しませんでした。しかし子育てをしていると、どうしても予期せぬ時間的な制約が発生してしまいます。

子供は、こちらの都合にお構いなしに体調を崩して急な体調不良を起こすことがあります。復職して2か月ほど経った頃、子供の急な発熱が頻発し、会社を休むことが重なることがありました。当時の私は復職したらもう一度自分のキャリアを新しく積み重ねようと思っていたため、会社を休むことへの焦りを感じていました。そんなある日、またしても子供が発熱。私は上司に「すみません、今日も休みます。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とメールを送りました。するとこんな返信があったのです。「子供というのは、急に熱を出すものです。だから申し訳ないではなく、みなさんよろしくお願いしますでいいんだよ」と。

私は「ママ」であることを必要以上に意識しすぎていたのかもしれません。振り返ってみれば、チーム内のメンバーが、「家族が熱を出したから休む」と言われても、それを迷惑に感じたことはなかったからです。チームで仕事をしているからこそ、お互いにフォローをしあうのは当然のことです。出産前に考えていた以上に、「ママ」であることを皆さん理解してくださるのだな、と感じました。

就活中の学生へ

子育て中の不自由さは、一つの個性

私は今、子育ての時間制限も個性の一つだと感じています。あらためて考えると、子供が発熱するのは、「もっと仕事がしたい」とか、「明日は絶対に休めない」など、私自身の意識が仕事に向かっているときに多いことがわかってきました。つまり子供が体調を崩すのは「さみしい病」なんですね。一般的ではないかもしれませんが、私はそう呼んでいます(笑)。だから私は、子供の具合が悪いときは、「今日の仕事は、本当に私がいないとできないことか」と一度立ち止まることにしています。

弱っている子供にとって私の代わりはいないからです。幸い、夫も積極的に支えてくれ、私が休めないときは、代わりに休んでくれます。またありがたいことに部署内の理解もあります。保育園のお迎えなどもあるので、日々の時間制約による不自由さは確かにあります。それでも限られた時間の中で、全力を発揮できていると思います。就活時に育児といってもあまりピンと来ないかもしれません。しかし、少なくともJFEスチールでは、「ママ」であることでの時間制限や不自由さも一つの個性として認め、その中で全力を尽くす働き方を模索させてもらえる環境があると思います。

※ 所属や名称などの情報は取材時のものです